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  1. 名護市議会 2005-03-01
    03月11日-07号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    平成17年第138回名護市定例会第138回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────┐│招 集 年 月 日│      平成17年 3月 1日木曜日 午前10時      │├─────────┼───────────────────────────┤│招 集 の 場 所│       名 護 市 議 会 議 場       │├─────────┼───────────────────────────┤│開       議│     平成17年 3月11日金曜日 午前10時00分     │├─────────┼───────────────────────────┤│散       会│     平成17年 3月11日金曜日 午後 3時50分     │└─────────┴───────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席30名 欠  席 0名┌────┬─────────┬───┬────┬─────────┬───┐│議席番号│   氏 名   │出 欠│議席番号│   氏 名   │出 欠│├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  1  │吉 元 義 彦 君│ 出 │  16  │金 城 一 隆 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  2  │宮 城 弘 子 君│ 出 │  17  │具志堅 興 作 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  3  │大 城 勝 章 君│ 出 │  18  │平 敷 幸 仁 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  4  │照 屋 全 哲 君│ 出 │  19  │山 城 義 雄 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  5  │神 山 正 樹 君│ 出 │  20  │屋比久   稔 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  6  │宮 城 義 房 君│ 出 │  21  │島 袋 吉 和 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  7  │金 城 善 英 君│ 出 │  22  │島 袋 権 勇 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  8  │大 城 秀 樹 君│ 出 │  23  │比 嘉 祐 一 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  9  │神 山 敏 雄 君│ 出 │  24  │渡具知 武 宏 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  10  │宮 里   繁 君│ 出 │  25  │小 濱 守 男 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  11  │長 山   隆 君│ 出 │  26  │我喜屋 宗 弘 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  12  │渡具知 武 豊 君│ 出 │  27  │屋 部 幹 男 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  13  │日 高 清 文 君│ 出 │  28  │宮 城 康 博 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  14  │宮 城 慶 三 君│ 出 │  29  │我喜屋 宗 重 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  15  │我那覇 隆 樹 君│ 出 │  30  │大 城 敬 人 君│ 出 │└────┴─────────┴───┴────┴─────────┴───┘ 署名議員      2番 宮城弘子君  3番 大城勝章君 議事日程      別紙のとおり 会議に付した事件  別紙のとおり 会議の結果     別紙のとおり法第121条による出席者              市 長   岸 本 建 男 君              助 役   末 松 文 信 君              収入役   宮 里 武 尚 君 企画総務部長    徳 本 哲 保 君   政策推進部長    玉 城 政 光 君 市民環境部長    宮 里 勝 子 君   福 祉 部 長   宮 城 幸 夫 君 産 業 部 長   吉 元 博 昌 君   建 設 部 長   宮 里   尚 君 水 道 部 長   仲井間 宗 徳 君   消  防  長   屋嘉比 康 弘 君 企画総務部参事   宮 城 秀 樹 君   総 務 課 長   我那覇 宗 克 君 建設計画課長    仲 村 善 文 君              教育長   稲 嶺   進 君 教 育 次 長   具志堅 満 昭 君議会事務局出席者 事 務 局 長   仲宗根   洋 君   次     長   幸 地 春 枝 君 庶 務 係 長   岸 本 健 伸 君   議 事 係 長   名 嘉   康 君 議  事  係   宮 城   健 君 ○議長(宮城義房君) おはようございます。ただいまの出席議員は25名でございます。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日、市内の中学校の卒業式が行われております。午前中の本会議に教育長ほか職員が出席できない旨の連絡を受けました。午前中、教育関係の質問はないようでありますので、皆様方のご了解をいただきたいと思っております。 前日に引き続き一般質問を行います。27番 屋部幹男君、一般質問を許します。 ◆27番(屋部幹男君) おはようございます。27番、許可がありましたので、一般質問を行います。 その前に、若干、雑感、所感、報告を述べたいと思います。 まずは、市民環境部長宮里勝子さん、本当にご苦労さまでした。長い間、環境問題に関して大変お世話になりました。これからも、またお世話になると思いますけれども、本当に頑張っていただきたいと思います。 報告等を兼ねながら、若干、順不同になるかもしれないですので、ご理解をいただきたいと思います。進めていきます。 成人式、昨今の成人式、今回も1月に本市において成人式がありました。我々、本市においては、市の教育委員会が中心になってやっているということで、長年、成人式をやっているわけですけれども、具志川市あたりで聞きますと、青年連合というのがありまして、青年なんか各エイサーとか、そういう団体があって、彼らに行政が任せて成人式をやっているということでございます。そして、那覇あたりは、各地域ごとに成人式をやっているということで、いま、成人式にいろんな問題で、全国のメディアでも流れて問題になっている成人式でございますけれども、いろいろ考える必要があるんじゃないかなと。本市においても、「光文字」ということで、これは、行政の方にも大変お世話になっているんですけれども、10年前から銭ヵ森の上で、成人による市民に対する成人としてのメッセージを一つの文字にして、「光文字」を今まで、ずっと10年間、彼らの行動と言うんですか、活動としてやっているんですけれども、今回、皆さんにも大変お世話になりました。「光文字」のカレンダーというのが、二、三日前、こういう形で報道されたと思うんですけれども、大変皆さんにはお世話になり、これは新しい成人の皆様が、初めての事業で、成人の活動を通して、社会に奉仕するという中で、ちょうど桜まつりも兼ねていまして、桜まつりの花見期間も点灯するということで、もう10年も続いております。その中で、市長にも大変お世話になっております。一つの成人の在り方としては、こういう成人があって、市民にメッセージを送る、市民だけではなく、ここに来る桜まつりの観光客を含め、そういう活動が、本市の成人のメンバーにもいるということを報告しておきたいと思います。これが、また続くように皆様の協力も得ながら、やはり行政としての底辺からの応援も必要だと思っております。今日は、これは私が作ったんですけれども、市長にプレゼントしたいと思います。 報告になりますけれども、平成15年6月、九州身体障害者水泳大会に名護市からも、参加して金メダルを5個獲得して、障害者が大変頑張っております。その時、九州管轄の中で沖縄県に水泳協会がないということで、なかなか名護への誘致は難しかったんですけれども、平成16年、去年の8月に沖縄県障害者水泳協会が設立されております。今回、福祉行政についても一般質問がありますが、スポーツにおいても、先日行われたスペシャルオリンピックス、あるいはパラリンピック等、スポーツも健常者と隔たりなく、「みんなのスポーツ」と「Sports for all」ということで、世界が仕事の健常者と変わりない、差別なくということにおいては、スポーツの面も行政をはじめ、彼ら本人も一生懸命頑張っているということでございます。その時、いまのB&Gのスイミングプールがありますけれども、そこに誘致しようという考えでありました。 施政方針、いろいろ市長の方から施政方針を述べられましたけれども、これは持っている人は、持っていると思うんですけれども。市民レポート、我々の会派、市民党がレポートしたものですけれども、名護市に関して、予算規模はどれだけであるのか。11市を対象としてやっております。そして、その予算規模では4位、そして、それを市民一人ひとりに対しては、どうであろうかということで、うちの会長、宮城康博議員が細かくまとめております。そういう中で予算規模は11市の中で第4位であると。市民一人当たりに関しては、53万3,000円、これは断トツ、11市の中ではトップであります。これと、普通建設事業、公共事業費です。公共事業費と扶助費を比べて、11市の、これ平成14年ですからね。名護市がすごいんですよ、普通建設公共事業中心で動いているという棒グラフがありまして、建設事業と扶助費、その差が、公共事業と扶助費の差が一番開いているのが、名護市であると、普通公共事業が40.2%、11市中トップでありますね、11市の中で。扶助費が最下位であると10.3%というような統計も出ております。詳しい話は、うちの会派の会長からの説明もあると思います。施政方針を見てみますと、「中心市街地活性化事業」ということで、この中でも先ほど説明したとおり、統計によると公共事業がほとんどすべてを占めているという気がします。そして、扶助費に関しては、ただ一言、教育福祉の分野においては、後退を許されない。市長の前回の答弁がそのまま載っているというのが福祉に関しての方針演説のなかにあります。最後だけ気になったのが、市長の判断で、「生物資源研究所」がこれからスタートします。長年、2年間、全会一致でまとめてきた議会ですけれども、なかなか進まなかった中に、前向きの姿勢を市長が示されることによって進んでいくということであります。大変素晴らしいことで、市長の決断により、進んでいく。我々の30名の議員の決議は、どういうような役割をしているかというのは、大変個々の議員が考えているところであると思いますけれども、その中で一つだけ、最後になりますけれども、気になったのがあります。市長と助役と矢沼さんには、サイバーファームという会社の話をしました。ちょうどこの時期に売上高とか、会社の紹介が報道に載るんです。その中では前回60何億円だったのが、今回、売上高80%増で118億円、そういう企業がラブコールを名護市に送っているという中で、雇用の面に関しても即、市長が言う金融特区、情報特区、そういう中でまだ足元が見えない、これから将来に向けての事業という中で、現実的にそれらの補助金等を目的としないで、すぐ1億円ぐらいの企業を持ってくると、そして、雇用も70名ぐらいの企業であるという企業に対して、なぜ素直に受け付けないのかなと、そこには、何があるのかなと、そういうふうに思います。もう生物資源も長いこと、2年ぐらい待たされたわけですけれども、そういう意味では、なかなか行政と議会、そして皆様の判断がなかなか理解できないところがあります。 質問事項に入ります。海岸行政について、1番、東江海岸整備事業における担当省庁、これは、国交省、農水省、河川局、水産庁の高潮対策事業の進捗状況は。 2番、複数省庁が所管する一連の海岸は、担当省庁を決め、一元的整備事業となるが、海岸法が縦割り行政を解消し、一体的に海岸整備できる制度となるが、東江海岸の背後地の土地利用や港ですね、漁港、21世紀ビーチ等の施設や名護湾の海浜を一体的な展望に立ち、取り組んでいく必要があると思いますが、本市はいかがでしょうか。 3番、海岸事業にかかわる本市の防災、震災対策はどうなっているのかお伺いします。 東江区にかかわる事業について、東江区のその地域は、もう10年以上いろんな工事が続いているわけです。砂防ダムが二つあります。後はサミットの鉄塔、それから県道18号線の事業、いま西系列が入っております。これから名護高規格道路の事業があるという中で、県道18号線の西系列の導水管、名護東道路、高規格道路等の事業で、道路あるいは水脈の管理責任は、ということについて伺います。それと、福祉行政について、福祉観を変えるということで、保護と救済の制度から補助金は要りませんと、仕事をください。先の定例会ではチャレンジドを納税者に、社会福祉法人、プロップステーションやITと障害福祉の合体で、頑張って仕事を生み、生きている障害者たちの話をしましたけれども、今国会で、いま障害者の自立支援法が成立する見通しであります。それをかんがみながら、本市においてはいかなる対応をしていくのかという質問も込めて、3番、福祉行政について、日本国が21世紀に目指す社会は、障害の有無にかかわらず、だれもが支えあう共生社会、少子高齢化が加速する中、大きな社会変化が起きる、今後の本市の地域福祉を問う。ア、名護市団体連絡協議会、NPO法人の組織を成立する方向へ進んでいますか。イ、就労支援、雇用支援のシステム作り、行政の役割、地域の仕組みをどのようにして作るのか、お伺いします。ウ、福祉の機構改革、これ福祉部、福祉事務所ですが、時代のニーズに合わせ、早急に必要と察するが、本市の姿勢について伺います。 2番、本市が考える福祉産業とは、いかなるものか。福祉事業総体の整理の時期にあると思いますが、本市の認識、見解をお伺いします。以上です。後の二次質問は自席より行います。よろしくお願いします。 ○議長(宮城義房君) 市当局の答弁を求めます。建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) おはようございます。屋部幹男議員の一般質問にお答えします。 質問の事項1、海岸行政、質問の要旨(1)の国交省の高潮対策事業の進捗状況について、お答えいたします。 東江海岸は、幸地川河口より世冨慶川河口まで総延長といたしまして約1,018メートルございます。昭和50年に民間の埋立事業によりまして、護岸が設置されております。そのうち、幸地川河口から我那覇橋河口までの450メートルの区間は、沖縄県北部農林土木事務所により名護漁港海岸整備事業として整備が進められておりまして、今年度末の進捗見込み率は事業ベースでしますと、46.1%となっております。事業期間は、平成14年度から平成22年度となっております。また我那覇橋河口から世冨慶川河口までの延長568メートルの区間は、沖縄県北部土木事務所により東江海岸高潮対策事業として整備が進められております。今年度末の進捗見込み率は、事業ベースでしますと44.3%となっております。事業期間は平成13年度から平成22年度となっております。以上であります。 次に、質問の要旨(2)について、お答えいたします。 東江海岸の南側は、本市市街地の玄関口にあたりまして、海に開かれた名護市のイメージを印象づける重要なポイントになる可能性を持った場所でないかと考えております。さらに、東江海岸から名護漁港、そして21世紀の森に至るウォーターフロントは、多様な機能がございまして、それらを連携させる整備は、名護市の活性化の大きなきっかけとなるものと考えております。東江海岸及び名護漁港につきましては、沖縄県においても海岸整備事業や漁港用地の有効活用を図る取り組みが進められておりまして、本市といたしましてもこの機会をとらえて地元東江区、名護漁業協同組合及び沖縄県と十分な連携を図りながら、海に開かれたまちにふさわしい水辺空間となるよう取り組んでいきたいと考えております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) 私の方からは、漁港海岸についての件だと思うんですけれど、先ほど建設部長が説明したとおりという形になっておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午前10時23分) 再 開(午前10時23分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。企画総務部長 徳本哲保君。 ◎企画総務部長(徳本哲保君) それでは、質問事項1の3についてお答えをします。 本市の海岸延長は、約102キロメートルあります。海岸を管理する県では、琉球諸島沿岸海岸保全基本計画に基づいて、主に津波、高潮対策、侵食対策等を目的に海岸災害の防護水準の確保として、護岸整備等の海岸事業が行われております。本市の海岸は、海岸環境を積極的に保全する区域の延長が約39キロメートル設定され、そして海岸保全施設を整備しようとする区域として63キロメートル、これは名護湾沿岸、羽地内海沿岸等において、海岸整備が進められているところであります。本市は、海岸線に住宅等が隣接する地域が多く、地震、津波、高潮等の災害対策の重要度が極めて高いと考えております。市といたしましては、津波、高潮等の災害から市民の生命、財産を守り、被害の軽減を図るためにもこれからも県の海岸整備事業を促進し、早期に災害に強い海岸整備が進められるよう今後とも努めてまいりたいと考えております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 27番 屋部幹男君。 ◆27番(屋部幹男君) 農水側と、もうちょっと南の方ですね、河川局との工事が、進捗状況かなり進んでいるみたいなんですが、海の公園として、懇話会というのが設立されたと思うんですけれども、懇話会自体は東江海岸を含めて機能しているのかどうか、それをお聞きしたい。 ○議長(宮城義房君) 建設計画課長 仲村善文君。 ◎建設計画課長(仲村善文君) 屋部議員の懇話会が機能しているかどうかについて、お答えいたします。 この懇話会は、名護湾を利活用する懇話会だったと思うんですけれども、昨年度、有志の方々を集めて3回ほど開きまして、懇話会をもとに平成16年度に補正で提案しました名護湾を利活用する、名護湾利活用計画というのを今回の議論を踏まえて、現在、策定中であるということであります。懇話会が機能しているかどうかにつきましては、この懇話会の意見が名護湾利活用計画の中に反映されている所もありますし、また中身的に違う方向に行っているのも当然あります。今後は再度、時期を見計らって懇話会を開催して、名護湾利活用計画の内容の説明を懇話会の方にもしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 27番 屋部幹男君。 ◆27番(屋部幹男君) 全体的にとらえて、その土地、海岸の振興を図ると、海の利活用ということで、私がなぜこれを聞くかと言うと、今回、平成17年度から河川局の海岸事業が変わってくると。今まで平成12年度、13年度からスタートした事業なんですけれども、それは高潮対策事業、高潮が来るから高潮対策事業としてだけの事業で12年度から進めていたわけですけれども、17年度、今年度からこれを広げて、防護対策だけではなくて、その中で環境が入ります。そして利用ということが入るわけです。今まで、いまの護岸対策事業だったのが、もうちょっと予算が膨らむ可能性があるし、利用の仕方が全然変わってくるというふうに、我々地元もとらえていますし、そういう中で今までの設計もコンサルを通して、ただそれだけで終わっているんですよ、今まで。ただ高潮対策事業、防護対策だけで。それだけではないだろうと。今回、また国交省と農水との中で二つの省庁がやっていたのが、一つにやって、財務省のあれで一つにまとまったわけですね、国交省に、窓口が河川局に。一つになり、事業の内容もおのずと変わっていくと思います。一体化した中での東江の海岸整備事業という中で、いろんな今までの護岸対策でなくて、膨らんでいく。もし、この事業が進んでいく中で、海に関しては、県であると。しかし、管理に関しては、その後背地に関しては市の管轄ですから、いまこういう法律が、今年度から進んでいく中では、後背地も含めて、それと、この事業利用の在り方、環境、そこには駐車場があってもいいんじゃないか、シャワーがあってもいいんじゃないか、そういう話がいまどんどん出ておりますけれども、市としての後背地の利用の仕方、土地利用、そこには公園もあります。道路もあのとおりの公園でいいのか。いまが取り組むべき時に来ているんじゃないかなと思いますけれど、それに関して。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) お答えします。東江海岸の背後にあります東江第2公園、第3公園につきましては、昭和60年9月に街区公園として都市計画決定されております。これを含めまして、東江海岸整備ですが、東江海岸は沖縄県所管の海岸でございまして、これまで新聞報道等では知念村のあざまサンサンビーチやそれから具志川市の宇堅海浜公園が指定管理者制度の適用によりまして、知念村、具志川市が受託したとのことであります。したがいまして、今後東江海岸につきましては指定管理者を公募により応募することが考えられます。また市の施設につきましては、市の施設の概要が決まり次第、地元の協力を視野に入れながら検討していきたいと考えております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 27番 屋部幹男君。
    ◆27番(屋部幹男君) 管理は、いま指定管理者等をという話じゃなくて、それもあるけれども、後背地です。市としても今までの事業と違うという中では、環境を含めて、利用を含めて後背地の在り方も今から考えていく必要はあるんじゃないかということです。例えば、ずっと長い間、課題にしてきたんですけれども、二つの省庁にまたがると、河川局と。そして、そこで橋の話しますけれど、そこで事故があって、死亡事故まで起こって、それをどこの省庁で橋ができるかという話もやって、これは本市の事業になるだろうという話の中で、いま河川局はじめ、農水の方は3メートルの人道橋であれば、彼らの予算で造ろうと、造るのが可能であるということで、我々地元としては、要するに東江から3メートルの人道橋がいきます。そして、東江の高層ビルがあります。そこから港につなぐ可能性も出てきます。そして、港から21世紀につないでいくという一つの散策道が、サイクリング道みたいのができる可能性もあるんです。そういう中では、背後地にこれから市も取り組む必要があるんじゃないかという質問ですけれども、できる、できない。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) お答えします。背後地の整備につきましては、東江海岸整備事業が人工ビーチの設置など、景観にマッチしたものとなっていることから、当該地域が名護市の玄関口としまして、また夕日が見える場所として象徴的な所であることから、地域協働のもと、これらに対応する公園づくりを検討していきたいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 27番 屋部幹男君。 ◆27番(屋部幹男君) 以前から提案していた災害救助用のボート、消防署があって、そこに救助用のスロープをぜひ造ってほしいという提案を我々区としても要請しているんですけれども、そのことに関しては、本市はどのように考えていますか。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) このスロープの件につきましては、多分、漁港海岸の方に設置できないかというご提案だったんではないかなというふうに記憶してますけれど、その件については具体的に場所はどこがいいのかという形のものがまだ消防の方とも詰められてないようでございまして、このスロープの件につきましては、消防の意見も聞きながら、事業主体であります農林土木と調整を図っていきたいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 27番 屋部幹男君。 ◆27番(屋部幹男君) 海岸法42条2項で、結局これだけ幅をもって、事業が展開するという意味では、そこにスロープを造る。あるいはマリンスポーツの拠点を置くということで、その海岸事業が膨らんでくると思うわけです。そういう中で、先ほどちょっと忘れたんですけれども。休憩お願いします。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午前10時36分) 再 開(午前10時36分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。27番 屋部幹男君。 ◆27番(屋部幹男君) いまお手元の方にいった、世冨慶サイドから海を、東江の方向に向けた世冨慶に入る名護の玄関口が、この砂浜ずっとこう砂が堆積してきているわけです。こっちが名護の入り口の中で、草もあれば、どうもこの辺も、この際、東江この川の整備とこのビーチを生かす方法はないかということで、我々のNPOがあるわけですけれども、そのNPOの中で県の方とも話をしてまいりました。この海岸法42条2項の中では、やはり内容が全然変わってくると、たかが防護から施設の利用とか、後は環境にかわってくる中で、この砂の堆積する名護の入り口もどうにか考えることはできないのかと思っておりますけれども、ぜひ、一体として考える中では、その事業の中に世冨慶も入れてほしいなと、もったいないという感がするんですけども、その辺の考え。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) お答えします。ただいま、ご指摘のあった件につきましては、世冨慶区とも調整を図りながら、管理者である沖縄県北部土木事務所と協議をしていきたいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 27番 屋部幹男君。 ◆27番(屋部幹男君) 一体化した事業は、可能でありますので、ぜひ進めていってほしいと思います。また世冨慶の議員も仲間にいますし、一緒になって頑張っていけたらなと思っております。そして、世冨慶も含めて東江の農水が、あれは釣り場なんですかね。高潮対策事業としてやっていますよね。幅も大分広げて高潮対策事業としてあれはやっている。そして、出っ張っているのがあるじゃないですか。釣り場なんですか。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) 突堤が多分2ヵ所ほど出ていたんじゃないかなと思っていますけれど、釣り場だけということじゃなくして、機能上その形の方がいいんじゃないかと。それと併せて、建設海岸は養浜までする形になっておりますけれど、漁港海岸の場合には、前に漁港の突堤がありまして、養浜は非常に難しいという事等があって、それと、漁船の出入りとか、あるいは砂を養浜した場合には、漁港内に砂が流出してこないかと、そういう問題がありまして養浜はできないということ等がありまして、今回、漁港海岸については、親水性のある海岸にしていくというような計画になっております。そういうことで、親水性を持たした計画に整備していくということでございます。 ○議長(宮城義房君) 27番 屋部幹男君。 ◆27番(屋部幹男君) 小さい時からそこで生まれ育っていますけれども、釣りのできる場所ではないし、釣りというのはちょっとおかしいと、親水性という中では、一体化している中では、国交省、要するに河川局の方がその予算の主導権というのか、窓口になるという中においては、ある程度まだ集計できる時間があるということで、目的を変える必要もあると思いますので、その辺も十分これからまた考えて進めていけたらなと思います。後、東江区にかかわる事業についてお願いします。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午前10時42分) 再 開(午前10時42分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。27番 屋部幹男君。 ◆27番(屋部幹男君) 何人かの議員から、防災、震災対策の方等の質問は出ております。その中で、先ほどの海岸事業に関する海岸法の42条の2項で、これも17年度からスタートするんですけれど、「津波危機管理対策事業」が17年度からスタートするんですけれども、沖縄県内には、その中の事業内容としては予算がついている中で、津波ハザードマップの作成とか、避難通用路の設置とか、これからの事業に向けて、17年度からスタートするわけなんですが、その辺の予算化、今年度から予算化される中で、津波対策費、その方向に関しては、これからあの事業とともに、一緒にその辺も検討する必要があるんじゃないかと。津波ハザードマップ、あの地域だけじゃなくて、先ほど部長が説明あった全体的な中で、津波だけじゃなくて、ハザードマップというのは本県においては作成されている所は少ないんです。那覇か西原ぐらいだと思うんですけれども。そういう中では、そういう事業もこれからできるわけですから、後は避難地、避難場所も含めてやる必要があるんじゃないか。その辺をこの事業の中で、いま考える必要があるんじゃないかということと、もう1点、地震とか、防災避難の中で、自衛隊、先ほど部長は、県の中で、あるいは名護市の地域防災計画、大変立派にできていて、その中に東江地区も含めてあるんですけれども、実際、今すぐ津波が起こると、これを利用してどこに皆さん逃げて行くのという話の中で理解している市民、県民はどこにいるのかなと思うんです。そういう意味では、もうちょっと啓発、啓蒙を図る手段、広告というのも必要になってくるだろうし、そういうマップもこの事業においては、のっけていけるというのができるという意味では、必要じゃないかなと思っていますし、あと自衛隊との関連、これは自衛隊、災害等含めて、もし緊急の場合、震災、あるいは津波が発生した場合の自衛隊との関係は、関係というのが自衛隊との行動、あるいは共同で対策する、その辺はどうなのかお願いします。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午前10時46分) 再 開(午前10時46分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。総務課長 我那覇宗克君。 ◎総務課長(我那覇宗克君) 屋部幹男議員の質問にお答えします。 東江海岸と一体化となった中で17年度には津波危機管理対策事業ですか、そういう予算措置もあるということですけれども、その予算を使っていければ幸いだと思いますが、ハザードマップあるいは防災マップについては、昨日も質問いただきまして、市としても取り組んでいきたいという方向で、お答えをさせていただきました。昨日の段階では、私ども入手してなかったんですけれども、総合事務局の方も災害情報普及支援センターのホームページを立ち上げて、各市町村の災害についてのバックアップを図っていると。それと県の方でも津波予測マップ、ハザードマップの作成等を予定しているようでございますので、そういうデータも活用しながら、対応していきたいと思います。自衛隊等の部分でございますけれども、防災計画の中では、細かなマニュアル等が載っておりません。それについては、今後、整備をしていく方向で、いま検討を進めさせております。昨年の9月、八重山で行われました県の総合防災訓練ですか、その中においては、自衛隊の参加もしながら防災訓練を行っているということですので、そういうのを参考にしながら検討させていただきたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 27番 屋部幹男君。 ◆27番(屋部幹男君) ありがとうございました。2番の東江区にかかわる事業について、これは道路問題と水問題、管轄の違うところもありますので、これは割愛させていただきます。3番の障害福祉行政についてご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 福祉部長 宮城幸夫君。 ◎福祉部長(宮城幸夫君) ご答弁をする前に、屋部議員には日ごろから障害者福祉に高いご認識をいただいて、いろいろボランティア活動を含めて、なさっていることについて敬意と感謝を申し上げます。 それでは、障害者福祉行政について、アの名護市障害者関係団体連絡協議会、団体協と言わせせていただきますけれども、この団体協につきましては平成9年に市内の障害者関係の団体が14ほどの団体で、「地域で生活をするために必要な生活支援、情報提供、地域交流の場を提供し、3障害が垣根を越えた地域福祉の推進を目指す。」という目的で設立をされております。名護市としましては、この障害者関係団体について、大変良い組織であるということで、設立以来、これまで管理運営については助成をしてまいりました。ご案内のとおり、昨年の3月に、NPOを立ち上げました。NPOを立ち上げた際に、この団体協は国からの委託事業、それから県からも市からの委託事業も含めて事業を展開すると。さらに自主事業も展開をすると、そういうふうな目的で今回NPOを立ち上げたわけであります。議員の整備をするかという話でございますけれども、実はこのNPOを立ち上げた際に、でき得れば法人として自立をしていただきたいと、そういう希望を申し上げてまいりました。平成15年度の事業実績からして、まだ、いわゆる自主事業の方が十分ではないということもございまして、現在の状況の中では、助成金のカットも含めてやるのは大変厳しい状況にあるのではないかということで、当分の間、助成をしながら団体協が育成できるように一緒にやっていきたいとそういうふうに考えております。 次、イの就労支援、雇用支援のシステム作りの行政の役割、地域の仕組みということでございますけれども、障害者雇用については、雇用される当事者の意欲と就労に関する情報の提供、相談機能が十分であるか。また雇用する側の企業のご理解とその認識を問われるところでありますが、北部地域においては、その意識の向上と情報の共有化を図り、障害者雇用を促進するため、ハローワークをはじめ、養護学校、それから障害者就業・生活支援センター、市内の授産施設、それから沖縄県の雇用促進協会、それから沖縄県障害者職業センター等の関係機関と一緒に名護市も参加して、北部地域障害者雇用連絡会議を開催しております。そういうことで、特に個別の支援策、雇用などの支援策については、障害者就業・生活支援センター、いわゆるティーダ&チムチムという所がございますけれども、そこの方との連携を図って実施をしているというところでございます。 それから、ウの機構改革についてでありますが、先ほど屋部議員がおっしゃいましたように、現在、国の方においては、支援費制度の改正が進められております。この支援費制度の大きな柱は、これまで身体障害者、それから知的障害者、それから精神も含めまして、3障害が一つの大きな制度として、一貫したサービス提供体制を構築すると。そういうふうなことで、今回、この法律が障害者自立支援法ということで、予定されている法律が現在議論されているところであります。もう1点の大きな柱は、これらの事業主体が市町村にかわるということであります。これまで県とか、いろいろな形で進められておりましたけれども、今後、この法律が成立をされますと、市町村が主体になると。そういうことでありますので、この法律の施行期間が段階的に実施されますので、基本的には平成18年度あたりでは組織もきちんと体制を整えて、提供体制を構築をしてまいりたいと考えております。 それから、本市が考える福祉産業はいかなるものかということでありますけれども、本市においては、介護保険制度はじめ支援費制度の改正等によりまして、福祉サービスを必要とする方々へのサービス体制が大幅に整備、あるいは増加をしている状況にございます。現在、市内には高齢者のための訪問介護事業所が15ヵ所、通所介護事業所が15ヵ所、障害者のための居宅介護事業所が12ヵ所、通所介護事業所が6ヵ所ございます。今後ともこのような施設、あるいは拠点と連携をしてこの福祉産業を進めてまいりたいとそういうことで考えてございます。以上です。 ○議長(宮城義房君) 27番 屋部幹男君。 ◆27番(屋部幹男君) 前回も団体協に関してはお話したんですけれども、なぜ、平成9年に団体協ができたかというのと現在の団体協は全然違うわけです。組織に対しても温度差があるということなんです。だから実際、名護市の身障協というのが一番の大きな組織で、その中にはまた組織があるわけです。団体協がNPO法人化されたと。団体協の中のいろんな組織がありますけれども、その組織も一つの団体なんです。その団体を彼らはちゃんとやっています。その団体は健常者が事務局を置き、北部9市町村の中でやっている。ほかにも先ほど言われたティーダ&チムチムとか、ほとんど法人、法人、各一つの団体が連絡を取り合うと、情報を交換するということでできたのが団体協ですよ、本来の。という意味においてはだれが団体協、身障協、団体協の中心になるかということを考えれば、最初の目的とは違ってきていると、要するにいまの障害者が中心になって100何名以上いるわけです。彼らが中心になってやると、それをどこからか来た健常者がやって、ちゃんと北部のためにやっているけれども、それは、それで一つの団体なんです。そして、余りにも職業をするのにおいて、彼らが、例えばいまの就職の問題あります。就労の問題、その就労の問題に関して取り組んだことはないと。福祉部長、実際行かれて、現状にどれだけの温度差があるか、最初の目的はどうであったのかと、今までのままでいいのかと、これはよっぽど検討しないとバラバラです。そして、要するに敷居が高いと、敷居が高い中で同じ障害者だと簡単に行けるわけです。その方向で本来はもっていって、就労もする、雇用側とのあれも進めている。働いている人もいます。しかし、どこからとも来たとなく、その事務局が任されている団体協の事務局、これは別です。この組織はこの組織でいいんです。一つの団体。身障協も団体。その辺を分けて団体の中でNPOなり、法人化しているのがあるわけですから、それぞれでいけばいいわけ。それを一つの団体が中心になって進めているというのがおかしいよと言っているわけです。これは、もうちょっとよく現実見てやってほしいと思います。今回、手話教室、手話の設置事業に関しては、17年度からちゃんと整理しているみたいなんですけれども、一つの団体の寄せ集めですから。その寄せ集めの団体協をNPO法人化して利用する必要はこの団体にはないわけです。そういう意味です。実際を見てください。そして、そういう意味での整理が必要ということですけれど、後でゆっくり話しましょう。 後、就労支援、雇用支援システム作り、これ皆さんも頑張って、前回も話しましたけれども、職業自立啓発の中で、いろいろ事業をやっています。社会福祉法人で2004年にもやっていますし、去年は、また北部地域の就労支援フォーラム、これは神山正樹議員が実行委員長になってやって、企業にためらいや負担感を与えないという中で、就労の方は障害者側、雇用の方は企業側、そういう中で進めている中で、今回これは部長の方にも届いていると思いますけれども、日本全国の中で、日本職業リハビリテーション学会というのがありますね、案内は来ていると思います。そういうことで、沖縄にこだわらないが福祉はどこでもいいと、別に那覇でなくても北部でできるんだと、名護でできるんだという思いで、名護で名桜大学で開催されます。6月30日、7月1日、その中で、施設解体論を唱える宮城県の知事が来るかもしれないという話もあります。そういう中で、我が本市においては、この福祉に関して、市長は、それに出席、そのリハビリテーション学会、いろんな分科会がございます。これは生まれて時期から医療福祉、教育、労働、教育委員会との兼ね合いもありますけども、そういう中で、本市は出席しますか、市長。 ○議長(宮城義房君) 福祉部長 宮城幸夫君。 ◎福祉部長(宮城幸夫君) まだ団体協について、先ほどお話がございました。確かに内部で多少の温度差があるということはお聞きをしております。団体協の方で、いろいろ障害者福祉を進めていただいておりますから、障害者福祉に支障があっては困るということもございまして、数回にわたりまして、関係者にいろいろ来ていただいたりして事情をお聞きしました。その団体協についても設立当初、14の団体がございましたけれども、現在7団体になっていると。そういうことでその温度差を早く解消して、団体協として、当初の目的のとおりに事業をしていただかなければ市としても大変困るということで、現在、そういう憂慮をしながら皆さんと話をしている、そういうところであります。なるべく早く解決できるように努力をしたいと思います。 それから、6月30日と、7月に行われます日本リハビリ学会のシンポジウムが、名桜大学を中心として全国的なシンポということで現在準備が進められております。当然、開催地として、名護市も積極的に参加をしていきたいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 27番 屋部幹男君。 ◆27番(屋部幹男君) 福祉に後退はないとはっきり言っているわけですから、ぜひ、先ほど冒頭にも言ったんですけれども、扶助費の対応がどうしても本市の場合は少ないんじゃないかなという気がしております。そういう意味において、ぜひ、福祉に関しても力を入れていただきたいなと。2番の本市が考える福祉産業というのは、これは、また次回ということにしたいと思います。余り福祉の件に関しては時間を取って、これからかみ合うように話していきたいものだと思います。一般質問を終わります。 ○議長(宮城義房君) 27番 屋部幹男君の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。休 憩(午前11時 4分) 再 開(午前11時17分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。12番 渡具知武豊君、一般質問を許します。 ◆12番(渡具知武豊君) 議長のお許しがございましたので、12番 新風21会派、渡具知武豊、一般質問を行います。 今回は、施政方針と観光産業について、質問をさせていただきます。 質問事項の1、施政方針についてであります。 平成17年1月1日より使用済み自動車の再資源化等に関する法律、自動車リサイクル法が本格施行されました。自動車リサイクル法では、自動車メーカーが製造した自動車が、廃車処理される中で発生するフロン類、エアーバッグ類等について製造業者等にリサイクルを義務づけております。このリサイクルに必要となる費用については、自動車ユーザーの方々が負担をしていただくことになります。このリサイクル料金は、自動車を解体、破砕した後に残るごみであるシュレッダーダスト、エアーバッグ類のリサイクルと、カーエアコンのフロン類を破壊するために必要な料金です。リサイクル料金は、自動車所有者の方に原則新車購入時、又は車検の時にお支払いいただきます。その料金は国が指定する資金管理法人、財団法人自動車リサイクル促進センターに預託され、自動車が使用済みとなる時まで、確実に管理するシステムになっております。昨年来より鉄の価格等が上がり廃棄自動車の不法投棄が減少しつつありました。今年1月より廃車するための費用が車種別自動車料金表により定められております。諸費用等を含め1万5,000円から2万円余りになるものと思われます。そのため、平成16年12月末以前に車両を購入、あるいは車検を受けた車両所有者、すなわちリサイクル料金の支払いが適用されなかった方々は、車両を廃車する際に先ほど述べた1万5,000円から2万円余りの料金が確実に必要となってくるわけであります。そういう状況からして一時的だと思いますが、以前のように廃棄車両の不法投棄が増えてくるのではないかと思われます。 そこで、質問要旨の(1)、平成17年1月1日より自動車リサイクル法が施行されました。それに伴う放置自動車の増加など新たな課題も予想されるので、不法投棄に対する監視、防止対策の強化を図るとあるが、具体的にどう対応していくのかお伺いいたします。 質問の要旨(2)、市民参加の推進という中で、様々な地域の課題の解決に対し、「行政のみで対応するのではなく、自発的かつ積極的な市民の参画を得た上で、協働のまちづくりを進めていく」と述べております。まちづくりに向け積極的に取り組んでおられる市民団体「名護ワイワイ百年夢会議」との連携についてお伺いいたします。 質問要旨の3、バイリンガル教育特区構想の進捗状況についてお伺いいたします。 平成15年10月から市内の全幼稚園において、遊びを通して英語を学ぶという学習方法を取り入れ、小・中・高においては、かなりの学校で総合的な学習時間を利用した英語学習、英語教育を実施していると伺っております。英語を自由に使いこなせる日本人の育成は、日本の英語教育にとって永遠の課題であり、現行の教育システムの中でこの目的を達成することは大変困難なことであると言われております。そこで画期的な英語教育法として、我が名護市が目指すのは国語以外の一般教科の授業を生の外国人教員が英語で行う、いわゆる「英語イマージョン教育」を特区の中で実現していく構想だと理解しております。具体的には幼稚園、小学校、中学校にわたる10年間の一貫教育を行い、イマージョン型英語教育を導入し、個性と能力を伸ばす環境及びカリキュラムのもとで指導を行っていくとのことでした。カナダで始まったと言われるこの教育システムは、世界的に大成功を収め、アメリカにおいては既に日本語のイマージョン教育も行われているそうです。去った12月の定例会において、比嘉祐一議員の質問に対し、バイリンガルスクール構想については、役所内にプロジェクトチーム、有識者、地元代表からなる「名護市バイリンガル教育推進懇話会」を立ち上げ、構想を推進しているとのことでした。また構想がまとまり次第、構造改革特区の申請も行っていきたいとのことでした。その進捗状況について、お伺いいたします。 質問事項の2、観光産業について、質問の要旨(1)部瀬名地域における観光入域客数について。(2)雇用、税収等、市にもたらす効果について。(3)今後の周辺地域の開発計画についてお伺いいたします。続きまして、(4)北海道日本ハムファイターズがもたらす経済効果についてであります。プロ野球の春季キャンプが2月1日より行われました。今年は、12球団のうち8球団が沖縄でキャンプを行い、キャンプ地沖縄としてすっかり定着し、地域経済にも大きな効果をもたらしていると言われております。昨年の春季キャンプについて、琉球銀行がまとめた推計額は43億円と公表されております。球団の選手、関係者や報道陣、練習を見るために訪れた人々の宿泊、飲食、交通費等、様々な支出が経済効果を生み出したものと思われます。プロ野球チームがキャンプを行うことによって、キャンプ後、プロが使用した球場で合宿を希望する大学野球部等が増えていると言われております。効果は経済面だけではありません。地域の少年野球チームを対象とした野球教室、市民との親睦会、サイン会等、青少年にまさしく夢と希望を与え、県内の高校野球が全国においても優秀な成績を収め、かつ、数多くのプロ野球選手が誕生するようになったのも、沖縄キャンプの影響が大きいのではないかと思われます。我が名護市において1981年以来、北海道日本ハムファイターズが春季キャンプを行っております。昨年より大リーグから移籍した人気選手の加入、いわゆる「新庄効果」によって多くのファンを呼んでいるとのことですが、名護市にもたらす経済効果について、お伺いいたします。二次質問は、自席より行います。 ○議長(宮城義房君) 市当局の答弁を求めます。市民環境部長 宮里勝子君。 ◎市民環境部長(宮里勝子君) 渡具知武豊議員の一般質問にお答えいたします。 質問事項の1、施政方針について、質問要旨の(1)について、お答えいたします。 自動車リサイクル法につきまして、先ほど渡具知武豊議員のおっしゃるとおりでございます。平成17年の1月1日から自動車リサイクル法が施行され、放置自動車が増加するのではないかと懸念されているものにつきましては、先ほども議員から説明がありました16年の12月までに車検を済ませている車、さらに、その次車検を受ける可能性がなくて抹消する車、そして、平成17年の1月2日から抹消されていく車、そういう車がリサイクル料金プラス抹消料金、そして、処分料金が出るようになります。先ほどリサイクル料金を車の車種とか、さらに、重量、そしてエアーバッグの数、それからシュレッダーダストの料金、フロンガスの回収、8,000円から1万8,000円ぐらいと大体予測されておりますけれども、さらに、抹消料金は、その車を抹消していく料金が出ます。それから、処分料につきましては、タイヤとバッテリー、クーラント液等は別途料金でございますので、それが付け加えられまして、廃車する時にはリサイクル料金プラス抹消料金プラス処分料金プラスということになりまして、車1台におよそ乗用車の場合で、2万円から3万円ぐらいの費用が掛かると予想されております。そういうことから、以前のように放置自動車が出てくるのではないかと思われて心配しているところもございますけれども、以前の放置自動車と変わるところは、以前の放置自動車は、古いのですと10ヵ年もかかっているような車もありました。今回のものにつきましてはごく最近まで乗っていた車が放置されると、そういうことから所有者確認が前の車よりも簡単にできると、そういうことから、放置自動車の通報があった場合には、迅速に所有者を確認いたしまして指導をしていきたいと考えております。指導してもどうしても放置自動車の撤去を行わない所有者に対しては、北部福祉保健所や名護警察署と連携して、強硬に指導していきたいと考えております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) 渡具知武豊議員の一般質問にお答えします。 質問の事項1の施政方針について、質問の要旨2、まちづくりに向けて積極的に取り組んでおられる市民団体「名護ワイワイ百年夢会議」の連携について、お答えいたします。 「名護ワイワイ百年夢会議」は、平成15年度に設置したまちづくりワーキンググループが母体となりまして、平成16年6月に発足しまして、程順則公園整備部会と活動拠点整備部会の二つに分かれて、公園整備基本設計やまちなかの市民活動拠点の確保に取り組んできております。当該団体の母体となったワーキンググループの設置は、中心市街地活性化基本計画の策定作業段階において市民が積極的に参加してもらうために市が進めたこともございまして、現在においても行政がバックアップしている状況であります。今後、この「名護ワイワイ百年夢会議」がまちづくりの活動実績を積みながら、関係団体との幅広いネットワークを築きまして、組織が強化されていくことにより、中核となる自立したまちづくり団体としての活動展開が期待されているところであります。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 企画総務部長 徳本哲保君。 ◎企画総務部長(徳本哲保君) 質問事項の1の(3)バイリンガル教育特区構想の進捗状況について、お答えをしたいと思います。 先ほど議員ご案内のように、昨年の7月に私ども庁内でのバイリンガルスクール・プロジェクトチーム、さらには、10月には学識経験者を中心としたバイリンガル教育推進懇話会を設置し、それぞれでテーマに沿って、ご議論お願いをして進めているところであります。昨年の12月、私は議員からもありましたように、特区申請をできるだけ早く構想をまとめて認定申請をしていきたいとこういうことを申し上げてきましたけれども、この間、内閣、国の方との事前調整、あるいは助言をいただく中で、いわゆる設置主体となる学校法人及び今後のスケジュールの詳細な具体的な計画ということが、もう少し弱いのではないのかなと、さらにまた、多くの市民の理解を求めていくための手法として、努力してほしいという助言をいただきながら、用地あるいは建物の確保をどうするのか、あるいは手続き、ここら辺の詳細計画をこういう形で組み立てたらどうだろうかとか、いろんな助言をいただきました。これを踏まえて、いま懇話会の中でも、あるいはプロジェクトチームの中でも議論をもう少し深めるべきだということになりまして、現在、認定申請をする段階にはまだ至っていないということであります。いま進めておりますのは、このバイリンガルスクール構想、これの周知活動の一環として、去った2月に約300名の皆さんにお集まりをいただきましたけれども、英語教育シンポジウムを開催いたしました。そして、来る19日には、名桜大学の総合研究所との共同企画となる英語教育をテーマとしたフォーラムを開催する予定となっております。そして、現在、アンケート方式で私どもの市立幼稚園及び小中学校の教職員並びに保護者を対象としたバイリンガル教育に関する意識調査を実施しているところでございます。そして、同時並行的でありますけれども、プロジェクトチームとしては、内閣府あるいは文部科学省、沖縄県、それぞれの関係部局を含めた団体・組織と当該構想にかかわる説明及び調整を行っているところであります。今後とも引き続き関係機関の理解を求めるための努力をしていきたいと思っております。今後は、平成17年度の施政方針にも記載されておりますように、国際社会のニーズに対応するために幼稚園、小中学校において、英語と日本語の両方で授業を行う、英語一貫教育を柱としたバイリンガル教育特区構想の策定に引き続き取り組むという施政方針もありますけれども、緻密(ちみつ)な計画を立てながら、そして多くの市民の理解を得るための努力を重ねてまいりたいと思います。いずれにせよいま大きな課題と言うんでしょうか、議論をしなければいけないのは、設置主体あるいはその場所をどこに持っていくのか等々、用地の確保等、いろんな課題がありますけれども、そういうところの議論を収拾する中で、アンケートをお願いしていきます保護者、あるいは教職員の皆さんの見識と言うんでしょうか、ご意見を十分受け止めながら進めてまいりたいと思います。これがこれまでの進捗状況と言いましょうか、経過でございます。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) それでは、私の方から、質問の事項2、観光産業について、お答えいたします。部瀬名地域の開発については、沖縄県が策定した部瀬名岬地域海浜リゾートマスタープランに基づき、国際的に通用する総合的海浜リゾートとして宿泊施設、居住施設、文化交流施設、スポーツレクリエーション、商業施設及び産業施設等を配置した滞在型メガリゾートとして、県主導の第三セクターで、ブセナリゾート株式会社が主体となって開発を進めているところでございます。 質問の要旨の1、部瀬名地域における観光入域客数でございますが、ザ・ブセナテラスとブセナカントリークラブに確認いたしましたところ、平成16年1月から平成16年12月末までの入込み客数がブセナテラスで23万5,929人、ブセナカントリークラブにつきましては4万732人となっております。 それから、質問の要旨2、雇用、税収等、市にもたらす効果ということでございますけれど、雇用についてでございますけれど、ブセナテラス、あるいはカントリークラブに確認いたしましたところ、ブセナテラスでは200名、そのうち正社員が82名、アルバイト、パート等で118名となっております。それからブセナカントリークラブでは28名、そのうち正社員が10名、契約社員が8名、パートが10名となっております。 それから税収について、税務課に確認いたしましたところ、去年に比べて大分いい方向に向いていると伺っております。ちなみに2社における税収は、およそ1億9,300万円ということのようでございます。それから名護市全体の観光関連産業15社ありますけれど、これに係る税収につきまして、確認いたしましたところ3億2,900万円余があるということで、雇用及び税収等におきましても名護市における効果というのは、大きいものであると認識しております。 それから、質問の要旨3、今後の周辺の開発についてでございますけれど、この件につきましてブセナリゾート株式会社に確認いたしましたところ、現在、名護浦荘跡地エリアの開発について、既に業者が決定されて、整備に向けた取り組みがされていると伺っております。内容といたしましては宿泊施設、スポーツレクリエーション施設、ヘルスケア施設、ショッピング・グルメ施設というような内容になっているようでございます。 それから、質問の要旨4、北海道日本ハムファイターズがもたらす経済効果ということでございますけれど、今年度の春季キャンプにかかる経済効果について、観光協会と商工会が合同で調査いたしましたところ、5億6,694万3,000円の経済効果があったのではないかという試算をされております。その内訳といたしましては、選手、マスコミ、あるいは県外のファンの宿泊、飲食代、直接な経済効果としてはそういうような状況があったのではないかということでございます。今年度の球場における観客の動員数でございますけど、2万5,215人という形になっておりまして、前年に比べたら、約50%ぐらいの観客動員になっているということでございます。今回の場合には、非常に天気が悪くて練習試合の中止、あるいは交流試合の中止などが大きな原因ではなかったかということがあります。それから、北海道日本ハムファイターズが、フランチャイズを北海道に移したことによりまして、北海道からの応援ツアーが昨年より多くありまして、今年度のキャンプ中に応援ツアーとして来られた方が、北海道ツアーといたしまして、これは2月5日でございますけれど76名、それから滝川市から2月の24日に21名、それから札幌市から2月26日から27日にかけて13名、それから千葉県の鴨川市からキャンプの状況を確認したいということで担当者が4名視察に来られています。それからキャンプ終了後の効果でございますが、これまでも愛知工業大学野球部がプロ野球のキャンプ終了後に定期的にキャンプを行っておりまして、今年も約50名、それから札幌第一高校野球部約40名が3月中キャンプを行う予定になっております。それから、新たに福岡教育大学野球部も予約が入っているようでございます。その経済効果とは別に、先ほど渡具知武豊議員からもありましたように、宣伝効果、あるいは子供たちとの野球教室による効果、それからプロ野球の選手の皆さんが直接各施設を訪れまして、子供たちとのふれあいというような効果がありまして、多大な効果を受けているのではないかというふうに認識しております。 ○議長(宮城義房君) 12番 渡具知武豊君。 ◆12番(渡具知武豊君) ただいま、ご答弁いただきましたが、少しばかり二次質問させていただきたいと思います。 自動車リサイクル法の施行に当たっては、それに関係する整備工場、あるいは廃棄物処理業者においても、そのシステムの構築、あるいはリサイクル料金の手続き等に関して周知徹底されてない部分があるというふうにも聞いております。先ほど部長の方からもご説明がございましたこのユーザーが負担するリサイクル料金の中に含まれてない部分も、タイヤとかそういった処理費用は含まれてないという説明でございます。このリサイクル法施行後、リサイクル料金を車検の際、あるいは購入した時に支払っていないユーザーが車両を廃車する際にその引き取り業者、あるいは廃棄物処理業者との間にトラブルは生じはしないかというふうにも思われるわけです。そういう観点から法の徹底周知を市民に向けて行っていただきたいと思いますが、そのことについてどのように対応されているのかお伺いいたします。 ○議長(宮城義房君) 市民環境部長 宮里勝子君。 ◎市民環境部長(宮里勝子君) お答えいたします。 先ほどのリサイクル料金につきましては議員からもありましたように、フロンガスの回収とそれからシュレッダーダストとそれからエアーバッグと、さらに処分料につきましては、タイヤとそれからこれはリサイクル料金に入っていないものですからバッテリーとクーラント液、これが処分料で廃車する時にこれは抹消料と一緒に追加ということになるわけです。先ほどその周知徹底ということでございますけれども、それにつきましては、「市民のひろば」の1月号で掲載もしてあります。こういうパンフレットがありますけれども、これは市の方には来ていないわけですよ。直接、民間車検の許可業者で名護市内では33業者、許可を受けている業者があります。車検査場とそれから解体業者もその許可を受けておりますので、国の指定する財団法人自動車リサイクル促進センターの方から、直接その許可業者の方にそういうパンフレットが行っておりまして、その許可業者の事務所の窓口の方にパンフレットは置かれております。私どもは、「市民のひろば」で広報しておりますけれども、これからも市民の方に広報していきたいと思っております。 ○議長(宮城義房君) 12番 渡具知武豊君。 ◆12番(渡具知武豊君) よろしくお願いしたいと思います。不法投棄に関しては、先ほど答弁がありましたが、保健所、警察と連携して、あるいは地域一人ひとりの協力、さらには認識が必要であると答弁されていました。まさしくみんなの協力でもって不法投棄をなくするためにお互いで注意していかなければいけないんじゃないかと思っております。 続きまして、質問要旨の2でありますが、これまで行政主導型のまちづくりから住民主導のまちづくりへと転換していくということであります。これからますますこのまちづくりに積極的に取り組んでる市民団体と行政との連携が重要になってくるのではないかと思われます。この「百年夢会議」という市民団体ですが、現在、ヒンプンガジュマル近くに拠点を置いて活動しているということであります。その場所は、このビルの所有者の好意によって、無償で貸していただいているということでありますが、いつまでもこの場所にいるわけにはいかないと、そういう中で、活動拠点を確保してほしいということで要請されていると思いますが、この団体の拠点についてどうなっているのかお伺いしたい。それと、もう1件は、これまでの活動内容についてご報告いただきたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) お答えします。 まちづくりにかかわる団体は他にもいくつかございまして、それらの活動拠点を行政がすべて確保していくということは財源的に非常に困難でございまして、当面は各団体の努力で既存の公共施設等を活用していただきたいと考えておりますが、今後、中心市街地において整備が必要な公共公益施設計画の中で、このような団体が共有できる市民活動スペースの確保を検討していきたいと考えております。 次に「名護ワイワイ百年夢会議」の取り組みでございますが、これにつきましては、平成16年6月3日に設立されております。同年7月15日に、第1回程順則公園整備部会、それと星空会議をさくら公園で行われております。参加人員が37名、その中には屋部議員も参加されております。それから8月15日、ベロタクシー、人と環境に優しい交通手段、交流会とそれから体験乗車会が21世紀の森公園で実施されております。それから8月22日、名護青年エイサー祭りでベトナム雑貨バザーが開催されております。それから11月20日、名護中心市街地活性化シンポジウム共催事業が実施されております。それから平成17年2月ですが、まちづくり座談会が開催されております。これにつきましては、程順則公園について周辺に住む住民、商業者、学校関係者、約30名以上が参加しておりまして、ガジュマルやナングスクなど、観光資源を生かしたまちづくりの提案がございました。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 12番 渡具知武豊君。 ◆12番(渡具知武豊君) どうもありがとうございます。これからもそういった市民団体との連携に関しては、密に行っていただきたいなと思います。活動拠点に関しては、団体の希望が今すぐにはということで難しいということでありますが、いろんな機会を通してその点についても考えていただきたいと思っております。 続きまして、バイリンガル特区構想についてですが、先ほど部長の方からございましたが、まだ、申請する段階には至ってないということであります。この構想は、市民がどう認識して、あるいはこの市民にどう理解させていくのかが大変重要じゃないかと思うわけです。この指導する外国人の教師の確保はどうするかとか。学校の経営形態、あるいは場所、また授業料をどの程度に設定するのかというこれからいろいろと検討していくということでありました。それにはいま、この構想に対して保護者への意識調査も行っているということでありますので、その結果がまとまり次第ご報告をお願いしたいと思います。いずれにしても名護市に設置されるこういった特色のある教育システムを備えた学校でありますので、市内の子供たちが多く入学できるような環境、あるいは条件等を考慮して特区構想実現に向け、頑張っていただきたいと思っております。 続きまして、観光産業についてでありますが、1、2、3については、先ほど部長の方から答弁がございました。かなり多くの市民がここで雇用されているということで、税収等の金額も発表していただいておりますが、沖縄観光産業というのは、一番の柱であると言っても過言ではありません。今年の目標も540万人ということを設定して、1月も好調なスタートを切ったということであります。そういう意味からしてもこの地域がこれからますます観光入域客数が増えていくことを望んでいる次第であります。 それと、4番についてですが、日本ハムファイターズのキャンプについて、少しばかりお願いしたいと思います。経済効果に関して先ほどお知らせしていただいたんですが、正確な数字を把握するということは、困難であろうと思いますが、おおむねただいま発表した数字が、名護市の経済に良い影響を与えているということは間違いないと思います。このキャンプを通しまして、この友好都市であります滝川市をはじめ、鴨川市、札幌市からも副市長をはじめ、商工会関係、そして経済団体の方々が多く本市を訪れているとのことですが、これからもこのような市民交流、また経済交流を活発に行って、友好親善に努めていただきたいと思います。その中で「北海道日本ハムファイターズ名護協力会」という組織があると思います。私もその会の一員でありますが、今日、加入したわけでありますけど、もっともっとこの市民に広く知らせて、今年話題になりました楽天キャンプでわいた久米島に負けないよう、多くの市民に呼びかけていただきたいと思いますが、その件について行政側の対応についてお伺いしたいのと、それとたまたまではありますけれど、3月7日のスポーツ新聞に、「ヒルマン監督、心臓移植を目指す少年を激励」ということで掲載されております。この少年は、拡張型心筋症と診断されてドイツでの心臓移植を目指しているという北海道滝川市の中学1年生石原春輝君、その春輝君を励まそうと、ヒルマン監督が病院に見舞いに訪れたということで載っております。この手術は海外でしかできないということで、渡航費、手術代に約8,800万円が必要ということで掲載されておりますが、いま現在、2,000万円弱しかまだ集まっていないということであります。友好都市滝川市の少年のことについてでありますので、何らかの協力が必要でないかと思いますが、その2点についてお伺いいたします。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) まず1点目の協力会の件でございますが、この協力会につきましては、事務局が名護市商工会にありまして、会員が現在200名程度加入しているようでございます。その内訳といたしましては、法人会員と個人会員がありまして、法人会員につきましては年間5,000円、個人会員につきましては、年間2,000円の会費を払って加入できるというような状況でございます。目的といたしましては、北海道日本ハムファイターズの名護での自主トレ、それからキャンプに関してあらゆる面で手助けをし、年間を通じて支援をすることを目的としております。主な行事でございますけれど、空港での歓迎式、それから「ファンの集い」の主催、それから少年野球教室の主催、それからオープン戦への協力、それから開幕応援ツアーなどを組んで協力体制を取っているというようなことでございます。会員に加入した場合の特典でございますけれど、名護開催のオープン戦におけるチケットの内野席の贈呈、それから協力会員証の発行、それから北海道日本ハムファイターズの選手名鑑の贈呈というような形の特典があります。この協力会200名という形になっておりますけれど、これからもまだ加入してない皆さん方は、ぜひ協力をいただいて、北海道日本ハムを盛り上げていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 それから2点目の「春輝君を救う会」という形のものがありました。これにつきまして、私もこの件について、一昨日そういう話を伺っております。詳しい内容につきましては、まだ聞いておりませんけれど、名護協力会からそういう話がうちの商工観光課の方にあったということでございます。この件につきましては、名護協力会とも連携を図りながら私どもが協力できるものについては、支援をしていきたいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 12番 渡具知武豊君。 ◆12番(渡具知武豊君) どうもありがとうございます。 最後に、宮里市民環境部長、大変ご苦労さまでございました。議員の方から、また議員として戻ってきていただきたいという話もありますが、せめて区長でとまっていただいて、これからも名護市のためにご尽力いただきたいと思っております。12番 渡具知武豊、これで一般質問を終わります。 ○議長(宮城義房君) 12番 渡具知武豊君の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。休 憩(午後12時00分) 再 開(午後 1時29分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。16番 金城一隆君、一般質問を許します。 ◆16番(金城一隆君) 皆さん、こんにちは。議長の許しを得ましたので、これから一般質問をさせていただきますが、その前に、一言だけ行政の皆さんにお願いしたいことがあります。まず、行政の皆さんが日ごろは、我が市民のため、名護市民のためにと、福祉のために、向上のために一生懸命やっていることは、十分理解しているわけでございますが、ただ、地域で問題が出た場合に、しっかりした指導のもとに指導をしていただきたいと、やはり法治国家でありますので、「法の下の平等」というのがあるとおり、やはり、「法は守るべきして、遵守するべきしてあるものだ」とこう思います。もちろん、法律というのは、人間が作るものであって、前後の多少の融通はきくと思います。例えば、道路交通法でいう50キロの標識である所で、きっちり50キロで走りなさいという意味ではないと思うんです。解釈の仕方によって、いろいろあると思うんですが、この前後の猶予はきくと思うんですよ。そういうことで地域にいろいろと問題が生じた場合に、仮に「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と、暴走族を認めなさいというようなことで、問題を生じた時に、これをやはりきっちりとした襟を正す意味で、行政各位の皆さんは、市長の意に反するようなもとにご指導していただいたら、非常に困る場面があるということ。そうするようなことをしてしまうと、地域は、決して良い事はありません。分断されるばかりで、ここには何の成果も出ないと私は思います。そういうことで、以後、やはり市長の意に反するような指導は、絶対やめてほしいと、そう申し上げたいわけであります。市長は、おっしゃっております、「ホッとするまちづくり」と。私も一議会議員として全く同感であります。言い換えれば、我が地域も「ホッとする地域にしたい」というのが願いであります。そういうことで、ひとつしっかりと正すべきことは、法に下に襟を正して、正すべきことは、正してほしいということをお願い申し上げまして、それでは、通告に従って一般質問をいたします。 質問事項の1、EM&波及効果について。要旨1、EM有用微生物群は、1982年琉球大学農学部比嘉照夫教授の研究室にて生まれ、今日に至っては、アメリカ、ヨーロッパなど先進諸国をはじめ、東南アジアや中南米、アフリカでも広く普及し、EM技術の応用は様々な分野で広がり、農業はもとより畜産、環境浄化、工業、医療など、使い手のアイデア次第ではさらに無限の可能性を秘めていると教授は、論著しております。慣行農法は、農薬や化学肥料づけの農業で、環境を破壊し、人々の健康を害するという自己矛盾に満ちており、EM技術を使うと米も野菜も果物も低コストで、従来の収穫量の数倍もとれるようになるので、慣行農法に固執する必要はないとEM農法の実績効果により明言しておられます。お隣り具志川市市立図書館では、EM浄化法を汚水処理に取り入れた結果、下水が飲めるほどにきれいになり、年間120万円の水道代が、20分の1の6万円で済み、汚泥が出ないので処理経費も要らず、今年8年と書いてますが、もう15年ぐらいたっています。15年たった今でも浄化槽の金属部分がさびずに、ほとんど傷んでいないとのことで、ローコストで済み、経済効果は大だと言われております。本市においても、遅きにあらずEM技術の取り組みに本腰を入れるべきだと思いますが、その考えはないのかどうか、お尋ねしたい。特に、比嘉照夫教授は、北部やんばるの出身で、彼のやんばるへの思いは甚大なるものがあります。そこで、次の5点について、お伺いいたします。 ア、焼却炉施設、ごみ処理等にEM技術を取り入れる考えはないのか、どうか。 イをちょっと訂正してください。すみません。下水処理浄化を浄化槽に替えてください。 イ、浄化槽に、EM技術を取り入れる考えはないか。 ウ、農業、畜産関係にEM農法を取り入れ、農家に普及指導する考えはないのか。 エ、ネオパークの池をEM技術で浄化する考えはないのか。 オ、行政にEMプロジェクトチームを置く考えはありませんか。 以上について、お伺いします。 EMオンリーになりましたが、私もまだそんなに詳しくありません。皆さん、穏やかに答弁していただければと、こう思います。よろしくお願いします。二次質問は自席でやります。 ○議長(宮城義房君) 市当局の答弁を求めます。市民環境部長 宮里勝子君。 ◎市民環境部長(宮里勝子君) それでは、金城一隆議員の一般質問にお答えいたします。 質問事項の1、EM&波及効果について。質問要旨の(1)のアについてお答えいたします。 現在、名護市の環境センターのごみの焼却につきましては適正に行っております。焼却残渣(ざんさ)、焼却飛灰、排出ガスについても環境基準値以下で運転を行っております。他の廃棄物施設、衛生センター、最終処分場の排水処理施設等につきましても適正に管理運転を行っておりますけれども、EMにつきまして今回一隆議員からの質疑が出て、私も調査をしたんですけれども、具志川の図書館の方では、トイレと散水の方にEMで浄化した水を使っているということを具志川市のプロジェクトチームの方から教えていただきました。焼却炉につきましては、まだ向こうの方もそういう実験をしたことがないと。焼却炉で使用した時にダイオキシンの発生が抑えられるというようなことを聞いているけれども、まだ実際にそれをしたことがないということでございました。私どもの方としてもEM技術を取り入れることにつきましては、EM導入の事例の調査をこれからいろいろ行いまして、技術的な検証や施設に与える影響、費用対効果等もいろいろ検討して、勉強をしてこれから検討をしていきたいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後1時39分) 再 開(午後1時39分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。水道部長 仲井間宗徳君。 ◎水道部長(仲井間宗徳君) 金城一隆議員の一般質問にお答えします。私の方では、質問の要旨1のイについてお答えいたします。 近年、EM菌は、やんばる物産センター、具志川市市立図書館、宮古空港等の汚水処理施設において悪臭の抑制や汚水の浄化、汚泥の減量などに幅広く活用されております。名護下水処理場におきましても平成11年のサミット名護市開催決定後、EM研究機構の協力を得ながら、悪臭対策及び汚泥の減量化を目的に、平成12年3月までの期間テストを行っております。その結果、硫化水素やアンモニア等の悪臭軽減につきましては、十分な結果が得られたものと考えております。また汚泥の減量化につきましては満足のいく結果が得られませんでしたが、現在におきましても悪臭対策としてEMを活用しております。今後も継続してEMを活用し、悪臭対策を行ってまいりたいとこういうふうに考えております。以上でございます。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) それでは、私の方からは、質問の要旨ウとエについて、お答えします。 まず、農業、畜産関係にEM農法を取り入れ、農家に普及指導する考えはないかということでございますけれど、EMはご指摘のとおり、世界各地、日本各地においていろいろな分野で利用されているところでございます。我が名護市におきましても一部の畜産農家、あるいは農家の皆さんがEMを活用いたしまして、養鶏、あるいは養豚場などの消臭対策として取り入れている所もあります。また市内においては、個々の畜産農家が別の微生物菌、例えばリサール菌、東江菌、乳酸菌などを利用いたしまして、そういう効果を上げている所もあります。その個々の畜産農家やあるいは農家の選択を尊重しながら、取り組んできているところでありますけれど、EMを利用したいという農家がございましたら、意見交換をしながら取り組んでいきたいと考えております。実際に、屋部の中でもこのEM菌を活用した青年方がおりまして、ぼかしを作ってこれを活用して農業に取り入れているという事例などもあります。そういうことで、私どもといたしましては、個々の農家の意見を尊重したいということでございます。 それから、次のネオパークの池をEM技術で浄化する考えはないかということでございますけど、池の浄化につきましてはEM菌を導入いたしまして試験的に平成12年7月にEMを活用した消臭効果を行ったようでございます。その中で確かに効果といたしましては、大きな効果があったということを聞いていますけれど、経費的に結構かかったということ等がありまして、これをずっと続けていくには、非常に厳しいところがあったということで伺っております。現在でも、悪臭とかそういうのがひどい場合には、独自でEM菌を買ってきてまいて消臭効果を上げているというような取り組みはしているようでございます。抜本的な対策といたしましては、平成17年度事業において、池の浄化の計画がなされております。その中で最適な提案がされるものではないかということで、期待をしているところでございます。 ○議長(宮城義房君) 企画総務部参事 宮城秀樹君。 ◎企画総務部参事(宮城秀樹君) それでは、質問の要旨オ、行政にEMプロジェクトチームを置く考えはないかというご質問にお答えいたします。 本市におきましては、下水道課におきまして、先ほど答弁がありましたが、既にEMを導入して一部成果を上げている状況もございます。しかし、その他の部署につきましてはまだ検討を行っているのか、それともテストを行っているのかという状況を把握できている状況にはございません。したがいまして、状況把握の観点から、まずEMに関する十分な資料収集を行いまして、市の施設の中でも大規模浄化槽を持つ施設を管理している部署、あるいは臭気対策等、環境問題を抱えている部署に対しまして、呼びかけて、あるいはその他EMの導入による効果を上げている都市の例を参考にしながら、本市に導入した場合の費用対効果等々を検討する導入についての調査等を関係部署とともに進めてみたいというふうに考えております。そういうことからしまして、プロジェクトチームの設置に関しましては、全庁的に進めた方がより効果が上がっていくというような検討結果になれば、設置して全庁体制で実施するということも必要になってくると考えております。いずれにしましても、現時点におきましては、前段でご説明いたしましたように、それぞれの部署と行革とで導入について個別に検討を進めてみたいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 16番 金城一隆君。 ◆16番(金城一隆君) では、二次質問に入りますが、1項ずついきましょう。1項ずついきます。ただいま、焼却炉の問題に対して、お答えがありましたけれども、確かにダイオキシンは一定の温度で燃やすと生成すると言われています。結局一定の温度というのは、300℃から700℃の間が、一番ダイオキシンの発生すると、こう言われています。すると800℃以上で燃やすと生成されないということになるわけですが、まず、そうするにはごみを連続燃やす必要があり、そのため焼却炉の規模も大きくする必要があると。実際には焼却漏れも出てくるだろうし、そうなると、1日100トン以上のごみを連続して燃やす必要があるということになると思います。各市町村でいま、この後記で使わないとこのごみが足りないということになるんで、そこでまた、排煙中のダイオキシンは抑制されても、焼却灰等のダイオキシンには問題が残るということになるわけです。まず、根本的に解決するには、1200℃以上の大型溶融炉が必要と。しかし、これは一基に対し、建設費が200億円から250億円掛かると、こう言われています。2002年のダイオキシン類対策特別措置法によります、この自衛策として守らなければならない三つのポイントがあるわけですが、まず、一つ目に、800℃以上で燃やすということ。二つ目に、煙道の温度を200℃以下にする。三つ目に、焼却灰を固化して捨てるという作業があるということ。全国の市町村で、焼却炉1,800ヵ所ぐらいあるということですが、この5割がこの基準をクリアできない、改修をする時期に来ているんだと、そう言われています。単純に考えれば、800℃以上で燃やせばいいという考えに出てくると思うんですが、しかし、「現実にこの温度を保つことは、困難じゃないか」と、というのは、まず、火をつけて後、その高い温度に達するまでに時間がかかるわけです。その間にダイオキシンが発生するわけです。そして、一たん火を消すと、温度が下がっていく。完全に焼却するまでの間のごみからダイオキシンが生成されるというふうに言われているわけです。そうすると、800℃以上で燃やす能力のある焼却炉でも、完全にこのダイオキシンは防ぐことはできないということになろうかと思うんですが、この辺いかがでしょうか、お答えください。 ○議長(宮城義房君) 市民環境部長 宮里勝子君。 ◎市民環境部長(宮里勝子君) お答えいたします。 名護市の焼却炉は、平成10年度に基幹改良いたしまして、現在800℃から900℃の高温で焼却しております。それをダイオキシンが発生しないように急激に温度を下げているというようなことで、ダイオキシンの心配はございません。さらに、平成14年度に、灰の法規制がございまして、出てくる焼却灰も灰の固形化をする基幹改良もしてございまして、そういうものについては、すべて基幹改良を終了している焼却炉でございますので、ダイオキシンの基準値には、現在のところ心配ございません。 ○議長(宮城義房君) 16番 金城一隆君。 ◆16番(金城一隆君) おっしゃることは分かるんですが、いま私が申し上げたように、高温に達するまでに時間がかかるということですよね。名護市のものはかからないのかな。かかるとすれば、その間にダイオキシンが発生すると言われているわけです。そして、いま10年と申し上げていましたけれども、この法令の改正化、これ2002年なっているわけです。そしたらうちの焼却炉も、あれから平成10年ですから、もう7年たっているわけですか。たっているわけですね。そろそろ替えどきだと思ったりするんですが、それはいいでしょう。いまの既存の焼却炉は、ちり集めるのを電気集塵機を使っていると思うんですが、違いますか。炉から出たちりを含んだガスが煙突に行く前に、ちりを帯電させて吸収する機械らしいけれども、電気集塵機というのが使われていると思うんですが、この辺どうですか。 ○議長(宮城義房君) 市民環境部長 宮里勝子君。 ◎市民環境部長(宮里勝子君) 一たんパッカー車の方で中の方に降ろしますと、それを、その機械重機で炉の中に入れるようになっておりますけれども、ユンボみたいなやつでです。それをゆっくり高熱で燃やしながら、ゆっくり落としていくというようなことから、そういうダイオキシンについては全く心配がないように基幹改良はされております。先ほど平成17年度に、10年に基幹改良していると、平成17年も7ヵ年なるということでございますけれども、この基幹改良は補助事業でやっておりますので、7ヵ年は、補助金の対象にならないということで、18年度に、基幹改良の予定をしております。ですから、現在につきましては、こういう高温で焼却しておりますので、全くそういうものについて心配はございません。常時、それについての検査は行っておりますし、そういうダイオキシンの発生については基準値を下回っております。後で、その資料も提出したいと思います。 ○議長(宮城義房君) 16番 金城一隆君。 ◆16番(金城一隆君) 基準は、これは確かに基準でいいと思うんですが、私が申し上げているのは、このごみを車に載せる間に、それまでに作業があると思うんです。いわゆる炉から出てきたちりを含んだガスが、煙突に行く前に、このちりを帯電させて吸い上げ取る装置があると、そういう仕事があると思うんです。それが、いわゆる電気集塵機ということだと思うんですが…。次いきましょうね。いいですよ、後で調べてみてください。それで、もし、電気集塵機を使うとするならば、この電気集塵機というのは300℃ないし50℃の温度帯で運転するということになっているらしいんです。そうすると、ちりに含まれるダイオキシンを集めながら、一方では生成を促す皮肉な結果となっているということなんです。この理論からすると、先ほど申し上げたダイオキシンの発生時期は、やはり300℃から700℃の間に一番発生すると言われているわけですから。この集塵機のなかに問題があると、電気集塵機に。そうなるわけです。そして、いまこの2002年に政府の次善策としてとられたのが、結局、これまでの公害いかんということで、今度はどういうことになってくるかと言うと、この電気集塵機のかわりに、バグフィルターというのを取りつけるということになっているらしいです。バグフィルター。これはなんというか、200℃ぐらいまで温度を下げて使うということで、ダイオキシンは発生しないと、こう言われてますが、しかし、これは、家庭にある掃除機の袋みたいなもので、数年に1回は取り替えないと、というメンテナンスがあるということなんです。それとこの1基がなんと、高くて10億円と言われているわけです。私の調べた範囲内では、間違っているかどうかはわかりませんけれども、後で調べてみてください。このバグフィルターつけるんでしたら、高くて10億円と、そしてこうなると、とてもじゃないけれど、これは取り入れるのに、相当の金額に関する問題だということで、なると思うんです。私がここで申し上げたいのは、バグフィルターを取りつけるのに対してEMを使うとどうなるかということです。高くて1億円と、焼却炉が小さければ2,000万円ないし3,000万円で済むということなんです。10億円が1億円になるわけです。コストが大分下がりますよね。そういう意味もあります。先ほど具志川市の衛生センターに問い合わせたら、EMを使ってないというお答えがありましたが、これ本当でしょうか。私が調べた範囲では、まず1998年に埼玉県の和光市の清掃センター、そしてお隣り具志川市の衛生センターで同じような実験をしたと。まず、EM1号、EM2ですね、EM2セラミックス、三つのEM資材を使うことで、ごみ焼却炉からダイオキシンの発生をほぼ完全に抑制することができたと、そう言われているわけですよ。ちなみに、もう古い話になるかもしれませんけれども、ベトナム戦争の枯葉作戦で、大量にまいた除草剤に含まれるダイオキシン量が約180キロと推定されております。すると日本がここ10数年間にごみを燃やし続けた環境中のダイオキシンが200キロ以上と。小型焼却炉分を入れて合計すると約400キロ以上あると言われているわけです。ベトナム戦争でまかれた総重量よりはるかに多いにダイオキシンが空中にいまあるというふうに言われているわけです。私は、別に宮里部長を責めてるんじゃないんです。ただ私の調べた結果を申し上げているだけの話でありますので、いま申し上げた分に対して、ご答弁をお願いします。 ○議長(宮城義房君) 市民環境部長 宮里勝子君。 ◎市民環境部長(宮里勝子君) 勉強不足で申しわけございません。先ほどの電気集塵機につきましては、名護市の場合、それは使用しておりません。バグフィルターについては設置されておりますので、それから出てくる灰をコンベアーで運んで、それを固形化して最終処分場に持って行っております。すみません、いまの質問につきましては、バグフィルターは、名護市はついているわけです。ついておりますけれども、その件でよろしいんですか。お答えします。バグフィルターにつきましては、数年に1回というよりも、それがちょっと破けてくるとか、そういう故障が生じた時に、替えておりますけれども、何十億円、何億円というような費用ではございません。 ○議長(宮城義房君) 16番 金城一隆君。 ◆16番(金城一隆君) 基準に沿ってやっているということで、ダイオキシンは発生しないというお答えでありましたけれども、この辺も先ほど私が申し上げたとおり、日本ではいま、はっきり言えば400キロ、最近は大分緩和されて、研究されてこれが減ってきたという話でありますけれども、この問題非常に大きいなということで言われています。私がいま申し上げたいのは、このEMを使って、例えば空中にあるダイオキシンが地中に下りてくると、野菜に付着するらしいんです。あるいは牛とか、山羊なんかが食べる草なんかにもこれが付着するらしい。これを食べるとやはりこのダイオキシンが、この野菜を食べる時いくら洗ってもダイオキシンは、我々は食べているという結果が出ているという話なんです。ですから、やはり、EMはもっと我々は勉強して、かなりの高度のもので世界各国で、成果上げてきているわけですから、ただいま我々の焼却炉が安全だからいいということじゃなくして、やはり研究に研究を重ねてやっていただきたいとこう思います。これでよろしいので、次に行きます。 処理場の問題ですが、冒頭にも述べましたが、具志川市でEMを取り入れたのが1990年春、約15年、今日でたっているわけですが、価千金こう思っているわけですが、当時、建設課長として行政に携わっていた知念さんという方がいたらしいんだが、彼がこのEM情報を得て、まず、こんな立派なものがあるのかということで、比嘉教授の講演を聞いてかららしいけれども、それで、早速、行政職員だったわけだから、上層部にこれを取り入れてくれんかと申請したらしいんです。最初、却下されたと。それでもあきらめるわけにいかんで、その素晴らしさを彼らも脳裏にたたき込んでいるわけですから、それで、自家製で試してみようと、研究してみようということで、自家の浄化槽で研究しているわけです。そうしたら、曝気、エアーレーションをしないで試すと、電気全然通さないです。昔のため池と同じようなやり方です。それで、研究したら1週間目にこの曝気槽を開けてみると、普通なら、昔の便所だったら、相当においがすると思うんです。本当香りいいにおいがしたと。そして、スカムが一面に浮いていたと、皮ですね、分解されてきているから、浮いてきます。スカムが一面に浮いていたということで。2週目にまたこの曝気槽を開けてみたら、このスカムが相当量に増えて上に浮いていたということです。それでもにおいはないと、多少においはあったと思いますよ。3週間目になると、このスカムが完全になくなっているわけです。そして、喫水があったと、この周囲のなんというかな線になる喫水、これを見ると、厚さが相当あったということです。そこで、成果がいい結果が出たということで、再度行政にお願いしたら、取り上げてくれたということで始まったらしいんだけれど、庁舎の浄化槽は、合併処理型で手洗い水、シャワー、地下の食堂から出る調理汚水もあり、過酷な条件の中で研究してやってみたわけです。そしたら放流可能な水質規制は、SS(浮遊物)が500ppmで、汚泥のBODが20ppmと。普通、水質基準です。ところがその結果、知念さんたちが行った結果、せせらぎの水、飲める水までの水準とSSがなんと5から6ppm、BODが3ppmまで下がったと。この画期的な結果を出しているわけですね、ちゃんと。そこに非常に私は目をつけていいんじゃないかと思うんですが、もう一つ例を挙げますと、そこで彼が、当時図書館室ができたもので、そこに図書館長として在任した。そこで、研究したわけです。この浄化槽は、し尿と雑排水を併せた合併型で、活性汚泥法による普通の曝気方式で、2時間、12時間、24時間ですか、ちゃんと曝気はしなくちゃいかんという話らしいんですが、この研究において、乳酸菌主体の嫌気性微生物4号を10リットル、放線菌の2号、光合成細菌3号各2リットルを投入したわけです。その図書館が4月オープンで、1ヵ月後に水質検査したら、SSがなんと1ppmだったということです。BODが0.5ppmで全く水道並みの水準の好成績が出たということなんです。曝気は、結局、本来普通だと24時間だけれども、これによると2時間で済むと。そういう結果が出ているわけです。冒頭にもあったと思うんですが、この浄化槽の金属部分が、普通ならボロボロになるものが今でもさほど傷んでないということなんです。いかにここにEMの存在価値があるかということ、効果があるかということは証明できると思うんです。その水ももちろん飲めるけれども、しかし、心理的な面からして飲みはしないと。水道法で飲めんということらしいけれども、だからそういうことからすると、やはり、EMのこの浄化法というのは、とても素晴らしいものがあると思うんですよ。ですから、先ほど水道部長からお話がありましたけれども、研さんして、勉強して、やはり市民のためにどうあるべきことかとなった場合に、研究の課題があるとこう思います。答弁いいです。次に行きます。 次は、ウですね、農業、畜産関係、これもかなりのあちこちのデータがあるんですが、私はそんなにまだ勉強したばっかりで、そんなに持っていませんが、まず、EM自然農法は、無農薬無化学肥料で、地球環境に優しく、収量も慣行農法以上にとれ、生産者、消費者双方の健康を守り、しかも経済的に優れていると、良い事ずくめだと、この農法は言われているわけです。しかし、最初からもちろんこれは収穫高にとっては、言えないところもあるということも言われています。例えば山形県の真室川町で稲作の専業農家を営む高橋さんという方がいるわけですが、初期は使い方の不慣れから雑草が多くなり、収穫もぐーんと減ったと、慣行農法に比べて。そこで、しかしやめるのはいかんと、自然農法というのは、非常に重んじてきたらしいけれども、それでどうしてもマスターしたいということで、わざわざ沖縄まで来て、比嘉教授の教えをいただいているわけです。そこで、その説明を聞いて、再度挑戦したところ、この3年目で、慣行農法の収穫量を超えた収益があったと。収穫があったというふうに報告がされているわけです。EMには、1号から4号までの4種類あって、それぞれ性質に特徴があって、2号は放線菌、3号は光合成細菌、4号は乳酸菌と酵母菌が中心になって、1号は、2、3、4号の混成液ということらしいけれども、まず、着果促進度は、例えば果物ですね、着果促進には、通常はホルモン剤を使う。しかし、このEMの2号を使えばホルモン剤不要とこう言われているわけです。3号は、光合成細菌が主体でこれを葉面散布、葉に散布したり、土壌に灌注してやると、作物のビタミンC、ビタミンEが数倍も多くなり、スイカ、メロンなどの糖度も数段上がると、こういう研究が発表されているわけです。四国の高松市は、EMの導入が全国に先駆けて進んでいる地区の一つで、農業に、畜産に、生ごみ処理等に幅広く活用されていると。農薬を使わなければ困難と言われるメロン栽培に、EMだけで成功した事例があるということなんです。メロンは、専門はおわかりと思うんですが、産業部長。病害虫に非常に弱く、出荷までに約15回も農薬をかけるのが通例だったと言うんですが、この自嘲気味で言うと「毒だんご」と言われている節もあるんです。毒だんご。しかし、その方はEMをまず信じて使った結果、化学肥料を使わずにこの限界突破を実現したと、そういうような成果を出しているわけです。いま私は、一部申し上げただけでありますが、方々でその成果が出ているわけです。そういうことで、ぜひ部長もただ農民、農家の意思を尊重するという消極的な話じゃなくして、やはり行政を預かる皆さんは、率先してもっと研究して、やはり市民に幸せを与えるにはどうすればいいかということを謙虚に受け止めて研究してくれればと、こう思います。答弁いいですよ。 次に行きます。豚舎の話。BOD700とか、豚舎の成果が出たという話しました? これついでに申し上げます。 熊本県の菊池市、中尾養豚場があるらしいが、この養豚が約800頭と、ふん尿混合し処理、きれいな水にして放流していくというのが浄化槽の役割です。言うまでもない。人間の浄化槽に流入してくる原水というか、汚水は、大体BOD600から700ppmと言われています。牛、豚は、2万ないし2万5,000ppmと。相当の高濃度のBODがあるわけです。これをやはりこのふん尿処理には大掛かりな浄化槽が必要ということで見積もりさせたわけですよ、この中尾さんは。そしたらなんと600万円の見積もりが出たということで、その時に中尾さんはEMの情報というのかな、耳に入って、早速比嘉教授の指導を受けているわけです。それこそ着工寸前だったらしい。比嘉が来てから「じゃ、自分でやってみろ」と、ブロック建てて、自分でコンクリー合わせて造った浄化槽らしいんです。そしたらなんとこの浄化がこうなんです。結局、自製の浄化槽を造った結果、EM処理1ヵ月後に浄化槽のふんがなくなり、さらさらになったと。結局600万円のところを50万円で済むと。600万円かけてもこれほどの浄化はなかっただろうということで、見学者もひっきりなしに来ているということなんです。だから、いま私が申し上げたいのは、産業部長、やはり農業、そして畜産、いま我々が抱えている食肉センターもありますが、やはり農家を育てるには、そういう非常に素晴らしいものが、周囲にあるわけです、近くに。しかも、比嘉はやんばる出身なんですよ。だからなんぼでも呼んで彼の指導を受けて、やはり生かしてほしいとこう思います。 次に行きます。次、ネオパークだったかな、ちょっと待ってください。休憩お願いします。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後2時16分) 再 開(午後2時16分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。16番 金城一隆君。 ◆16番(金城一隆君) 大分、我々行政もネオパークの件に対しては、四苦八苦しているということは、私も痛感しているわけですが、まずヘドロの問題は、有明海や瀬戸内海のある地域では周辺の川や海がすっかりきれいになり、一度は消失したあさりや天然かきなどが復活したというお話があるわけです。ここにいま、静岡県の早坂入江の、浄化された進捗の様子がここにあるわけですが、ちょっと休憩お願いします。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後2時17分) 再 開(午後2時17分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
    ◆16番(金城一隆君) これも見て分かると思うんですが、方々でこのEMの浄化に対しての汚泥の浄化が素晴らしい結果が各地で、各地域で出てきているわけです。ですから、やはりお願いしたいことは、部長、お分かりのとおり、研さんして進めていっていただきたいと思うんですが、一言もう一度お考えをお願いします。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。16番 金城一隆君。 ◎産業部長(吉元博昌君) ネオパークの池の問題については、これまでも度々議員の皆さんからご指摘を受けて、非常に頭を悩ましているところでございます。幸いにして、平成17年度の事業の中でこの池を含めて整備をしていくという形になっております。そういうことで、池の改修は、今回の工事の中でしっかりした位置づけがされてくるんではないかなと思っておりますので、この動向を見ながら、池の管理についても検討していきたいと思っています。 ○議長(宮城義房君) 16番 金城一隆君。 ◆16番(金城一隆君) ありがとうございます。次に宮城参事、先ほどの回答本当に快く受けているんですが、やはり、従来のこの理論や経験では、到底考えられない結果が摩訶不思議なことぐらい方々で起こっているということなんです。後で調べたら分かると思うんですが。EMの現象は、農業だけでなく、工業や心身の医療や資源エネルギー、環境や建築と非常に広範囲に起こり、その都度チェックし、そこで、一つの共通項があることが分かったと、教授は言っているわけです。環境は汚染されていくけれども、大変なことではあるけれども、しかし、EMはあらゆるものが蘇生へと働く、シントロピーの世界だということで、彼は言い続けてきているわけです。全くそのとおりで、各地で進んでいっているわけです。進化していっているわけです。そこで、ぜひ、EMの研究の何らかのシステムを設置してと思うんです。この間、あなたにお見せしましたが、具志川市がどういうことでやっているかと言うと、すべて、市自体で、こっちは花づくりなんですけれども、EMによるまちづくりということを進めているんです。具志川市自体で。これ公園の後なんですが、子供たちにも波及しています。なぜかと申しますと、ここに公園があるんですが、それで、「EMを活用した農園活動と校舎内での活用」高江州小学校の6学年と。「EMから平和を発信」安慶名中学校1学年と、そして、これ名前ありません。名前ないんだな。そしてもう一つあるんですよ。「EMラジオ」というところで、天願小学校の6学年がこういう発表をしているわけです。既に、地域では子供たちにもこのEMの普及というのを、非常に心に入って、勉強しているということが言われているわけです。これは、ちょっと話が別かもしれませんけれど、我喜屋宗重議員がいつも金融特区のこと、あるいは英語のことで、子供から教育した方がいいんじゃないかというような話をしていますけれども、これもそうだと思うんです。まさにこれは地球を救うEMだと私は思うんです。そこで、最後に言わせてもらいますと、屋比久稔議員の話と混同するかもしれませんけれど、彼は、「ごみを制するは、国を制する」というような話をしていますが、「水を制するは、国を制する」ということわざがありますが私は、逆に「EMを制するは、名護市を救う」とそう思っているんですよ。これは間違いないです。そして、北部全域が豊かになると、そして、もう一つ言わせてもらいますと、これは余り大げさなことを言うふうになるかもしれませんけれど、例えば根路銘先生の研究所があります。根路銘先生のハーブの研究とウィルスの研究、それでこの先生のEM、その二つが協和して、将来我が名護市に何らかの形で共通点を見い出した時には、私はこの未来は非常に明るいと思うんです。なぜ、そう申し上げるかと申しますと、本当に三位一体でもう中央集権時代はなくなったと。地方分権時代、市長もいつもおっしゃいますけれど、やはり、独自で自立できるような環境づくり、我々がやらんといかんじゃないかということを思うんです。このEMには、大げさに聞こえるかもしれませんけれど、近い将来、必ずそういうやはり選択効果が出てくると私は思いますので、ひとつぜひ、前向きの姿勢で取り入れてくれればとこう思いますが、最後に、市長すみませんが、市長のご意見を聞かせていただければ幸いです。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) 私は、EMについては、金城一隆議員ほど詳しくないので、これから後、研究をさせていただいて、行政にとって役に立つということであれば、それはそれで十分に使わせていただきたいと思っております。 ○議長(宮城義房君) 16番 金城一隆君。 ◆16番(金城一隆君) ぜひ、目に止めていただいて、これからでも遅くはないと思いますので勉強していただき、そして、EMを取り入れる形で頑張っていただければとこう思います。これをお願い申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(宮城義房君) 16番 金城一隆君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後2時25分) 再 開(午後2時38分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。30番 大城敬人君、一般質問を許します。 ◆30番(大城敬人君) 休憩お願いします。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後2時38分) 再 開(午後2時41分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆30番(大城敬人君) 30番 大城敬人、議長のお許しがありますので、一般質問を行っていきたいと思います。 施政方針について、ただしたいと思うんですが、その前に私は、去る1月の16日からフィリピンの方に「ジュゴンの保護区に対する関する調査」ということで行って参りました。これは、いま市長にお渡ししたように、3年がかりで作り上げたこの法律、条令ですね、これを翻訳し次第、皆さんに6月議会で、これを皆さんにお配りしたいと。というのは、いま我が軍特委員会に陳情案件が出ておりますので、その間に軍特委員会がフィリピンに行って、現地調査をするということになれば、なおいいがなと、委員長ひとつ頑張ってください。よろしくお願いします。 それから、この報告書全部読むと1時間で足りませんので、今回の訪米報告、これはまさに昨日の夕刊から今日の朝刊にかけてもそうですが、私どもが帰って来たのが2月5日、そして2月7日には、「政府が辺野古見直し」という大きな見出しで、新聞に報道されるということがございました。これらに関連していろいろと出てくるんですけれども、この中で今回訪米をいたしました。今日、市三役にも私の報告書届いていますね。この報告書の特徴的なこと、最大公約数だと思いますので、そのことをまず皆さんに報告をしておきたいと思います。 先ほど、皆さんに訂正をしてもらいました、古川貞二郎さんのくだりのところがあるんですが、これはカート・キャンベルさんとの話の時に、私の方で申し上げた話、これをここに一応書いてあります。そして、これを受けてのキャンベルさんの考え方が出ております。この前のページなんですが、これを読ませていただきたいと思います。というのは、ほとんどがシンクタンクの共通の認識だということで、これが今回の訪米団ですが、8名の、国会議員2人と5名の県議会議員、そしてこれがキャンベルさん、これがジョン・ヒル、ペンタゴンの日本部長です。前回までは見送りもしなかった、今回はこのように写真にまで収まっているという、えらい変化がありました。私、キャンベルさんに好かれましてね、抱きしめられてしまいました。なぜか抱きしめられてしまったんですが、そのくだりが、ここにこれから皆さんにも目を通していただきたいんですが、「カート・キャンベルに対する大城の発言」というところがあります。「キャンベルさん、初めまして、私は辺野古で普天間基地に反対している名護市の市議会議員の大城です。よろしくお願いします。私は、8年間、キャンベルさんのことを、片思いしています。今日までラブレターを何度も書いては破り、書いては破りして悩んでいました。今日、キャンベルさんにお会いして、ドキドキ、ワクワク興奮しています。」と申し上げましたら、キャンベルさん、大きな声で笑ったんです。シタイヒャーと、ナマヤッサーと。もう笑うということは、心許したんだなというところで、すかさず私はやりました。我喜屋宗弘議長の時に、一緒に東京行動しましたので、あの時のくだりです。 1996年12月2日、普天間基地の名護市への移設に反対する市民大会の決議を執行するために、市民代表が東京の総理官邸で古川貞二郎副官房長官にお会いいたしました。そこに私も参加しました。そこで、私は、古川貞二郎官房副長官に反対意見を申し上げました。「古川長官は、沖縄に大変造詣が深いですので、ご存じでしょう。沖縄のニライ・カナイ信仰について、沖縄の県民は、古来より東の海から豊かな幸がもたらされるという信仰があると。私の祖先のお墓が辺野古漁港の入り口にあります。沖縄の信仰は、祖先崇拝ですので、幼少のころからこのお墓にお参りしています。したがって、何人も祖先の安眠を妨げることはしてはならない。もし、この海を埋め立てて、飛行場を造るようなことになれば、沖縄県民すべてが立ち上がって、反対の運動が起こりますよ。私も祖先のために、命をかけて普天間基地の移設に反対します。」と申し上げたことを、キャンベルさんに話ました。彼は、こうして、私に何か拝むように、私が拝まれているのかなと思ったんですが、両手を合わせて私の話を聞いてくれました。続けて、「辺野古のオバーたちは、もしもボーリング調査をするのであれば、オバーたちのしかばねを踏み越えてやれと言っていますよ」と説明したら、通訳が困りました。米国人ですが。「「しかばねを越える」とは、どういうふうに訳をすればいいのか」と言ったものですから、「「殺してからやれ」と、「殺してからやれ」と言っているのです。」と、説明しました。キャンベルさんは、その後、要請項目に対する見解を明確に述べている。これが、1枚めくって、いまさきの国会議事堂のその次の4枚の写真のあるところ、これキャンベルさんだけじゃなくて、今回訪れました四つのシンクタンクのほぼ全員がこのような見解を示しているというふうにご理解いただきたいと思います。 「米海兵隊普天間飛行場の即時閉鎖と返還」「辺野古海上基地建設の即時中止」「在沖米海兵隊の撤退」の3点を訴えているが、これらの課題についてどうお考えか。キャンベルさんは皆さんの訪米の目的を伺い、このような訪問を続けてほしいと思います。なぜなら、沖縄の人こそが沖縄の利益を理解できるからです。日本政府と対立することではなく、沖縄のことを補強することになるからです。SACOの作成にかかわった者として、米軍の削減及び普天間の閉鎖を考えるべきだと思いますし、ここ数ヵ月の間に沖縄に大きな変化があると私は思います。ラムズフェルドは、「歓迎される場所に米軍を置きたい」と言っています。彼は、普天間訪問の際に、大きな印象を受け、現状を変えるべきだと強く決意しました。私は、辺野古に関しては、ハードルが高すぎると思います。その理由としてコストが高すぎる。現地の環境問題に対する反対運動がますます強化されると思われるからです。また、この数年間、韓国やグアムには、柔軟な対応をしてきました。沖縄にもそれができないことはないと思いますし、再び事故があれば、取り返しのつかないことになると思います。返還後にしっかりとした計画を準備することが重要です。このように言われたんですが、この連ねているのは、この報告書にある、各シンクタンクの答えが我々が言っている、3本目の、「海兵隊の撤退」については、どうやら、やられませんでした。「削減でどうか」と、「5,000、7,000減らしたらどうか」と言われたんですが、そういうことの中で、この二つについては、普天間基地の閉鎖と返還、辺野古の建設中止、これについては、みんなOKだと言っているんです。そういうふうなアメリカの認識、このことが、カート・キャンベルさんが言ったように、「数ヵ月後には、劇的変化がありますよ」と言ったんですが、そうではなしに、私が帰って来て、もう既に明くる日の6日に、宜野座、金武、石川などの漁民の皆さん、東村、あるいは国頭の漁民の皆さんが24隻で、パレードをした。帰ってくるなり、運動が広がっていると、自主的な漁民のパレードが行われたと。来る土曜日は、明日はグリーンピースのあの550トンの船と海上デモがありますから、皆さんも参加していただきたいなと思いますが、このように広がっていると、そういう状況を十分に認識されて、その時に、私は嘉陽のオジーに、「こういうことがありましたよ」と言ったら、明くる日の新聞に、もうパーッと7日には出ましたものですから、渡具知裕徳さんが、座り込みをしているテント村で、「ヌー、ヤーガ、キンヌールイウタンムン、キサアンチカワトーンナー」と、そういう実感を込めた感想がありました。昨日、今日とこういう我々のこの辺野古の問題については、まさに日本の小泉総理大臣も、「やめろ」と言ったと、先月の16日に、2プラス2の前に、その報告を聞いてそれを言ったという報道が行われておりますけれども、そこで、今日は、これらに関連しながら質問をしていきたいと思います。 ここに、市長あての手紙が来ておりますので、読ませていただきたいと思います。市長、聞いてくださいね。 今から40年ほど前、石川市で発電所建設のため、海が埋められました。それからというもの海は完全に死に、魚や貝もとれなくなり、今日現在でも、魚は少なく、石川の漁民は苦しんでいます。どうか、名護市長様、石川市の二の舞をしないでください。石川の埋め立てといっても、いま辺野古が埋めようとしている海の5分の1ぐらいの面積でしたが、いまだに海は泣いています。私は、ウミンチュです。それで、私はその埋め立ての補償金ももらわず、やんばるの海に魚を追って移り住みました。いまとなって、私は正しいことをしたと思っています。時々、石川のウミンチュたちと会いますので、だれもが「君はやんばるに行って正解だ」と言われています。その後に、詳しいことは、大城敬人議員に聞いてくださいとつけてありますが、山城善勝さんという、この度のボーリング訴訟の第1次原告のウミンチュの一人の原告として、その後に12名が2次訴訟に参加しておりますけれども、その山城善勝さんからの市長へのこういう願いなんです。そこで、これらの思いをはせながら、次のことをお尋ねしたいと思います。 1、施政方針について。(1)、普天間飛行場代替に関連して。ア、市長の受け入れ条件の進捗状況を具体的に説明してもらいたい。イ、促進協議会の要請について、どのような対応をするのか。ウ、「どちらにもくみしない」という発言が報道されました。真意について、市民に分かりやすく説明をしていただきたい。 (2)、名護漁協辺野古支部の漁民が、安全で安心した漁業活動が行えるように具体的にどのような施設整備を推進するのか。どのような有望な養殖漁業を育成するのか。支援策を講ずるのか伺います。(ア)、辺野古沿岸域は、米軍への提供水域である。現状で、どのような漁業ができるのか。漁業権についても具体的に説明してもらいたい。漁港を大きくしてもらいたいとの要求があります。久志地域への漁港の移転計画も含めて説明してもらいたい。(イ)、東経128度、129度間の訓練水域について、どのように認識しているのか伺いたい。この部分について、県漁連が訓練水域解除を政府に求めたのはいつか。また、名護市はどのような対応をしたのか。ということですが、若干これらについての説明をしたいと思います。 私は、昨年の4月19日に、この辺野古の漁港内に63本のボーリングの資材置場として確保された所の強行しようとした者に対して、これをやめさせるということで、4月19日から、座り込みをしまして、今日朝、これが今朝の327日、2,639日と327日に今日なるんです。これ今朝の写真です。現場の。この状況の中で、辺野古の漁民の皆さんが、生業の漁業ではなしに、副業をなりわいとして、この一年近くやっておられるんです。「どうしたのかなあ」と、海に行かないで作業船、監視船、そういう船を操っておられて「どうしたのかなあ」と、いうことで大変気になっているんです。なぜかと、隣りの汀間の漁民も、金武、宜野座、石川の漁民も一生懸命漁業に従事しておられる。なぜ辺野古の漁民だけが、ここで副業に専念しなければならないのかということに思いをいたす時、これは、名護市長が今回そういうこと思いもあって、政策を出したのかもしれませんけれども、辺野古の漁民として、この沿岸域を含めて、漁業ができる環境ではないということを我々は、はっきりととらえなければいけない。市長にも政策上の問題があるでしょう。あるいは漁協にもあるでしょう。我々名護市議会も辺野古の漁民が副業に専念せざるを得ないような環境にどうしてしてしまったのかと、いうところをいま一つ考えてみなければならないんじゃないかと思います。去年の4月19日からいろいろありましたが、いま漁協は、この正門の方は24時間閉まったまま、昨日、一昨日からはこのようにしゅんせつの工事が始まりますので、この中で作業船、自動車が入って来たらやると、それからまだ完成してない新しい埋立地も市長の名前で、封鎖をしていると。結局、ウミンチュが自分たちの漁港を封鎖してしまっていると。で、その中で何が起こっているかと言うと、市長に申し上げておきますが、こういうことによって、我々反対運動、ボーリング阻止をしている闘いに何らの支障もないということを付け加えておきますけれども、むしろ、漁民の方、この監視船に従事してない漁民の方、毎日漁業を営んでいる方々をシャットアウトして、この方々が朝6時から入れなくなってしまうと、こういう事態を招いているんです。そればかりではありません。この提供水域というのがあるんですが、ここにモズク漁、いわゆるこれは地位協定で「やったらいけない」と、とはいえ名護漁協に属する方が30年間黙認耕作のようにモズク養殖してきた。お一人の方は、胃の手術でできなくなって、いま定置網で毎朝来ていますが、この方に対して今回、「これは、違法行為だからやめろ」といって、モズク漁業をやめた。しかも、これをやめる経過が、どういうことかと言うと、名護漁協の方で、認知しているかどうか別にしましても、支部長の名前で第11管区保安の方に、「このモズクを取り締まれ」ということやったんですね。結局自分の組合員のモズクをやめさせるということを告発してしまったと、そういう状況にあります。なぜそうなっているかということもあって、私は調べました。本当に我々勉強不足であったと思うんですが、いまここにはモズクやそのほかの漁業計画の権利、免許がないんです。真っ白なんですね。真っ白。そういう点からしても市長は、その辺認識しておられるのかどうか。甚だ疑問なんですが、この真っ白な状況にあります。したがって、これらについてこの質問しているんですけれども、一体、どういうふうになっているかと言うと、皆さん、いいですか、これは、屋我地あるいは羽地漁協の皆さんが、大宜味、名護地区としての漁業権の漁場図です。こんなにたくさん計画が入っている。そして、沖縄県内でいっぱいこうして入っている。それから、今帰仁でもこのように入っている。それから本部でも入っていると。ところが、名護市はこういう状況です。この東海岸、ないんです。ないんじゃなくて、漁業権という法律とは別に、地位協定、「5.15メモ」のその提供施設における制限ということで、網については、やったらいけないとなっているんです。ここは非常にモズクの芽出しの環境のいい、久志の前、ウンケーの岩の間、ものすごいいい環境なんですが、そこでは演習しないにもかかわらず、漁民が漁業を営めない。沿岸漁業が営めない。ただ自由業で、シャコ貝だとか、あるいはそのほかの漁業は自由にやっておりますけれども、こういう計画的な特別区画の漁業権がない。これは、これから5年間ないんです。ですから、私は、神山正樹議員が新しい組合長になりましたから、その辺のこと、十分に掌握して、是非とも沿岸漁業ができるように対策を講じなければいけないんじゃないか。それに対して、市長がどのような見識でおられるのかということを私はぜひお聞きしたいなと思います。 それから、市長のところに北緯129度、この129度の解除の問題を取り上げました。これは、北緯129度。その前に皆さん、これ航空写真ですけれど、見てください。キャンプ・シュワブの下にかつては、モズクの網がこんなにたくさん敷設してあったんです。これ全部水陸両用車で踏み砕かれて廃業したんですけれども、こんなに畳を敷いているように、モズクが盛んにやられていたんです。そういうことも含めまして、実際にこの辺野古の漁民が、漁業をやっていけるような環境が奪われている。このことをやはり、やらなければいけないだろう。だから、その漁業、飯を食える状況でないというふうなこともあってか、その副業に専念している。漁民というのは、漁業組合に入る資格が90日から120日という決まりがあるわけですけれども、この1年間見ていたら、大丈夫かなと。いわゆる那覇漁協で、補償金の問題で幽霊漁民がいるというふうなことで、資格の審査のチェックというのがあったんですが、いまは漁協内に資格審査委員会というのがあるようですけれども、そういう形の中で、この1年間、ほぼ、普天間基地の移設のボーリングの監視という副業につかされているこの漁民の方々は、その十分資格を満たしているかどうか大変心配なんです。今回、これが資格がなくなると、後1年漁民でなくなる。そうすると、この漁港の管理規定からしても、どうなのか。非常に心配するところでありまして、これらの問題について名護市はどういう指導をしているのか、この辺もはっきりと示していただきたい。 129度線の話ですが、平成8年の4月11日にパヤオが、台風によって寄せつけられて、ホテルホテルの中にです。市長に上げた図面どこにあります。これが、平成8年の時の針のような点がついていますが、パヤオが三つありまして、これは中に寄ってしまったの。そこに賢丸という船が入って、中に入っているのが分からなくてコブラの銃撃を受けて、サイドワインダーのミサイルが、7メートル後ろに着弾したという、そういう所なんです。ここは、129度、128度ですが、ここは、ものすごいマグロの漁場なんです。ですから、この事件を調査するために、私たち船を出して行ったらそこに着くまでに、50キロのマグロ釣ったんです。市役所諸君覚えていますか、刺身食べたの、みんな分けてあげたんです。そういう漁場なんですが、海が荒れている時には、このパヤオの所に、宮崎船籍や鹿児島船籍のヌスドゥ船が来て、みんな持っていくというので、当時、その日に来ていた。それで我々はカーチェイスならぬシップチェイスと言うんですか、国頭村まで、辺戸岬まで追っかけて写真を撮って告発しました。そういうこともあったんですが、ここにパヤオをいっぱい造れば、本当に漁民は、豊かに辺野古を含めて、ここで漁業ができる。そればかりでなくて、私今回調査したんですが、ここにこういうふうに張り出しておるもんですから大型タンカーがここを行きます。そうすると、午前3時、4時ごろになると、喜屋武岬の方で泊船籍や那覇船籍、あるいは糸満船籍のGPSで寝ている船が、山のような船にぶつかるという、こういう事件、事故が、過去私が調査した10年でありました。そして、今回、海上保安庁の救難部において、この5年間において12件の事件があったということがこの範囲で証明されました。これは当たったのは、タンカーではないんです。船同士とかいろいろありますが、漁船のそういうのが増えているということがあります。したがって、私は、これは宮城慶三議員が、漁連の方で決議したと思っていたんですが、組合長会議かなんかでやられたようで、これは、この海の県会議員であった、そういう方々も関心を持っていまいたし、私たちはこのことについて我喜屋宗弘さん覚えていると思うんですが、外務委員会が来た時に、河野太郎衆議院議員が、おわびをしましたよね。「このことを私たち勉強不足で知りませんでした」と。129番の議員さんと言って、私の名前忘れて、東経129番の市議になっているんですよ。名前言わずに129番の議員さんなんて言っていました。そういうことで、この129度は、ぜひ市長が先頭になって、日米合同委員会でこれは外してもらうと。それから、いまさきのモズクができるように、この海域の中における環境、演習をしない場所、第5条に引っかからない、地位協定「5.15メモ」にひっかからない所においては、できるような方策を、ぜひ今回の政策を実行する上でもやっていただきたいと思うんです。その辺について、伺いをしたいと思います。あと、二次質問は、自席からやります。よろしくご答弁お願いします。 ○議長(宮城義房君) 市当局の答弁を求めます。政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) それでは、私の方から、順を追って、ただいまの大城敬人議員の質問に答弁させていただきます。 まず、質問事項1の中の発言要旨(1)、アの市長の受け入れの際の進捗状況を具体的に説明してもらいたいということのご質問に答弁させていただきます。 七つの条件の進捗状況につきましては、それぞれ簡単に説明させていただきます。 まず、第1の安全性の確保につきましては、基本計画が策定されるとともに、代替施設建設協議会で協議が行われているところであります。 次に、条件2の自然環境への配慮につきましては、環境影響評価方法書に係る知事意見、そして、住民意見等が提出されており、事業主体である那覇防衛施設局で検討が行われているものと受け止めております。 条件3の既存の米軍施設等の改善の中のキャンプ・シュワブ内の廃弾処理につきましては、那覇防衛施設局において、概略の形状や配置等、基本的な事項について検討を行うとともに、米側とも調整を行っているとのことであり、その後市への説明を行うということになっております。 辺野古弾薬庫の危険範囲については、国道329号は道路にかかる爆発物安全量距離、通常ESQDと言われている部分ですけれども、その範囲には入っていないという旨の説明を受けたところであります。 キャンプ・シュワブ内兵站(へいたん)地区に現存するヘリポートについては、代替施設の運用開始時までに、同施設へ移設するとの説明がありました。また、大浦湾や久辺3区、許田、幸喜上空のヘリ騒音測定調査につきましては、那覇防衛施設局によりますと、現在、データを取りまとめ中ということでありまして、その後、市へ説明するということになっております。 条件4の中の日米地位協定の改善につきましては、軍転協を通して改定を要請しているところであります。使用期限ということにつきましては、稲嶺沖縄県知事と連携し、取り組んでいるところであります。 条件5の基地使用協定につきましては、平成14年7月に署名された、「代替施設の使用にかかわる基本合意書」に基づいて、具体的な協議を行う予定になっております。庁内に設置されている基地対策委員会及び同専門部会により具体的な検討を行っていく考えであります。 続きまして、条件6の基地の整理縮小につきましては、地域の理解を得ながら進めていくよう政府に要請を行っているところであります。 条件7の持続的発展の確保ということにつきましては、移設先及び周辺地域並びに北部振興事業、SACO交付金事業等関連経費の活用により、各種事業を展開しているところであります。 発言要旨の(1)の中のイ、促進協議会の要請について、どのように対応するのかというご質問について答弁させていただきます。 2月16日、普天間飛行場代替施設建設促進市民会議から名護市に対し、建設促進に係る要請書が提出されております。市としましては、一つの団体の意向として受け止めているところであります。ウにつきましては、市長の方からご答弁があると思います。 続きまして、発言の要旨(2)の中のア、訓練水域についてどのように認識しているのかということと、この分について、県漁連が訓練水域の解除を求めたのはいつかということでありますけれども、ホテルホテル訓練水域のことにつきましては、先ほど、大城議員がおっしゃったように、平成8年第103回及び第104回定例会の中で、ホテルホテル水域に係る安全操業の確保と訓練海域の縮小について、一般質問が行われております。その時点で、県漁連に確認をしましたところ、県漁連としては、「決議はしていない」という答弁を当時の部長がしているところであります。今回も3月に入り、県漁連に確認いたしましたところ、ホテルホテル水域の一部返還につきましては、「県漁連として、過去に要請はしたことはない」ということでありました。市といたしましては、漁業者の漁業活動に関することであり、名護漁業協同組合と連携をとりながら対応をしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) 新聞報道での私の発言について、申し上げたいと思います。まず、「いずれにもくみしない」と、いうふうに私が申し上げたことについて、その内容を申し上げますと、まず、第一に私は、条件付きで普天間の移設を容認いたしました。したがいまして、移設についてはいかなる条件があっても、これには反対だという立場の人々に、私は「くみするわけにはいかない」、そういうことが一つございます。それから、私は、容認したのはあくまでも条件付きであって、その条件についていま市を挙げて、県と一緒になってその具体的な実現方に向けて、努力をしているところであります。使用協定についてもそのとおりであります。したがいまして、この私の申し上げた七つの条件の検討中に移設を、推進をするという立場は、私の立場とは相入れない立場であります。したがって、そういう立場の人々にも私は「くみしない」、そういうことを申し上げたところでございます。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) それでは、私の方からは、質問の要旨(2)のアについて、お答えいたします。辺野古沿岸域の米軍提供水域でどのような漁業ができるかということと、漁業権について、具体的に説明をしてもらいたいということでございますけれど、まず、辺野古の沿岸域においては、現況では辺野古沿岸域のみならず、名護区域の沿岸域、東海岸の沿岸域につきましては、名護漁業協同組合が共同区画漁業権第5号を取得しておりまして、漁業権区域内においては、名護漁業協同組合員は沖縄県の漁業調整規則に基づいて漁業活動を行うことができるというふうになっております。ご指摘のあったように、漁業権区域内の約半分程度は訓練水域とも重なっておりまして、この訓練水域の中では網漁が禁止されております。基本的には、米軍の使用を妨げない範囲内では、漁業活動に制限はないということでございます。それから、辺野古の漁港を移転して、拡大してもらいたいということでございましたけれど、現在、辺野古のまちづくり計画の中では、現在の位置の中で整備した方がいいのではないかという提案がされております。今後、この漁港の整備につきましては漁業協同組合、あるいは漁民の皆さんとも調整を図りながら取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) 市長、いまの発言を聞いて甚だ疑問に思って仕方がないんですが、第1回代替施設協議会から第9回施設協議会まで、市長、助役も参加、ご出席なさっていると思うんですが、いまのリーフの上に埋め立てをすると決めたのは、だれですか。市長答えてください。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後3時16分) 再 開(午後3時17分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) 埋め立ての基本方針については、代替施設協議会の中で決定されたものと認識しております。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後3時17分) 再 開(午後3時19分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) 私、先ほど思われますと、言ったのか。認識しておりますと発言したと思いますけれども、そういう認識だと、第何回かということでありますが、これは、第9回であるというふうに認識しております。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) 8案が示された、八つの案が示されたのは、第何回ですか。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後3時20分) 再 開(午後3時21分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) 第7回代替施設協議会、平成13年6月8日に行われております。その中において、3工法8案が示されております。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) そのとおり、第7回ですね、八つの案が出された、この八つの案から最終案になる経過で、市長、どういう経過であなたはこれを決定したんですか。第9回の7月29日の決定に至るまでに、市長からこれでいいですというB―1の案をいわゆるリーフの上を滑走路が走るこの最終案に市長が表明をされましたが、その経過について説明してください。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後3時22分) 再 開(午後3時25分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) それでは、その時の市長の発言をこっちで読み上げてみたいと思います。この会合の中で、市長はこのように述べております。「先ほど、知事発言と基本的に同じでございますが、基本計画案は、これまでの代替施設協議会での協議をもとに、総合的に検討した結果、まとめられたものと承知しておりますが、今後の詳細検討においても環境影響評価や米軍及び民間空港の運用、使用並びに地元の意見、要望等を踏まえ、引き続き工夫を行っていただきたいと考えております。また、代替施設につきましては、基本計画策定後も建設及びその後の運用段階において、政府、沖縄県及び地元地方公共団体が緊密に協議していく必要があると考えており、引き続き適切な協議機関を設置していただきたいと考えております。」と、このようにご発言されております。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) その間に、助役は企画部長でしたが、辺野古行政委員会の特別委員会、もう退職されましたが、市の職員が委員長をしておりました。そこから来た文書に助役の名前で、答弁をされております。どういう内容だったんですか。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後3時27分) 再 開(午後3時29分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) それでは、その時の通称「末松文書」と言われた文書でありますけれど、辺野古代替施設等対策特別委員会委員長、古波蔵廣殿ということで、当時企画部長名で送った文書を一応読み上げたいと思います。 タイトルは、「普天間飛行場代替施設のリーフ外案について(報告)」 「規模、工法、具体的建設場所等の代替施設基本計画案については、代替施設協議会で、決定されることになっていますが、去る平成13年10月14日、辺野古区代替施設等対策特別委員会において意見を求められ、リーフ外案の課題等については、これまでの代替施設協議会において、説明された資料及び協議された内容に照らして考えると、別紙に掲げるとおり、今後の検討に当たっての留意事項にかかわる問題や具体的な建設を進める際に、解決しなければならない数多くの課題があり、厳しいものと認識しています。この点については、国、沖縄県との間でも確認をしています。平成13年10月23日」ということになっております。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) 議長において、読み上げた文書は、これまでこの議会において資料として提出されておりませんから、提出を求めたいと思います。資料として出させてください。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後3時30分) 再 開(午後3時31分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) この文書につきましたは、後日コピーして皆さんに提出したいと思います。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) このような茶番劇が行われて、八つの案から、当初から決めていたB案のリーフの上埋め立てということになるんですが、最終決定をする過程の中で、議事録にも載っておりますが、新しい議員諸侯、その当時おられなかった議員もたくさんおりましたので、もう一度、再認識をするために、助役、あの時の決定、経過、いわゆる豊原の区長にあなたは、電話をして実際にはいなかったけれども、辺野古に右へ倣いだろうと思って、市長に対して、うその報告をしたというくだりが議事録にも残っております。これらについて、私が言ったんでは、だれも信用しないはずですから、助役からその過程でそうだったのかどうか、はっきりしてください。これ非常に大事なことです。 ○議長(宮城義房君) 助役 末松文信君。 ◎助役(末松文信君) そのことについては、過去に議論が終わっておりますので、ここで申し上げる必要はないと思います。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) 議論が終わったということで、私の言ったことを証明していただいて、ありがとうございます。私がいま言ったことは、あったと。助役が認めたわけですから、議員諸侯もそのように認識をしていただきたいと。いわゆる市長は、七つの条件をここにこのように書いています。市長は、七つの条件の受け入れの中で、「このような前提が、確実に実施されるための、明確で具体的な方策が明らかにされなければ、私は移設容認を撤回するものであることを市民の皆さんにお約束し、容認の意志を表明をするものであります」というふうなくだりがあります。その7月29日の最終案が、市長としてOKした経過には、いま助役が認めたように、まずは、辺野古の行政委員会が3回にわたって、埋め立て反対と決めたにもかかわらず、行政委員会では、決めきれないから特別委員会を作った。特別委員会としては決めきれないから助役と相談して、政府でも困難だと言っているので、「リーフから深い所は駄目ですよ」ということで、「わかりました」と、そういう茶番劇が作られました。そういう結果、今度は最終的に、いまさきの私が指摘した豊原の区長との確認もないのに、市長に助役が「豊原もOKですよ」ということを報告して、市長は豊原、辺野古はOKだと。既に久志地域は、部落総会で反対決議をしておりましたから、そこは、取り合わないということになってきて、この決定に至る過程で、岸本市長、自ら最終結論を出しているんです。にもかかわらず、「くみしない」とか言ってね、その「対岸の火事」のような、責任を逃れるような発言をされておりますが、まさに、いまの辺野古の問題というのは、市長が決めたからあるんであって、あなたが「ノー」と言えば、今までのこの8年間、こんな市民を二分し、あるいは県民や国民に多大な迷惑をかけるような決断をしたのは、あなたなんですから、それをいまになって、世界的な規模で環境問題、ジュゴン問題、あるいはアメリカにおける裁判等々を見ましても、極めてあなたの決断が間違っていると、自然環境破壊に対して、気違いじみた埋め立てをするなどということは、どうかと、何回もここでただしてきましたが、あなたは一番最初に、キャサリン・ミュージックと潜ったことがあって、「辺野古の海は非常に豊かで、美しい、よく知っているのは、俺だ」と、そういうことを議会で答弁されているんです。しかしながら、結果は、何だったか。市長自ら決定しているんです。この条件を付けて、うやむやにしようとしているんですが、この条件のあいまいさ、マヌーバーは何かと言うと、いわゆる閣議決定で言われて、使用協定のくだりです。いまさき市長が言われたように、「使用協定の内容について、日米合同委員会等で合意を得るとともに、政府方針に従い適切な協議機関を設置し、使用協定について、定期的なフォローアップを行うこととする。使用協定については、環境影響評価など、代替施設の整備の進展を踏まえつつ、本合意書を基に協議を進め、工事着工までに代替施設の使用に係る措置の内容を明確にし、供用開始までに締結する。使用協定の協議に当たっては、本合意の趣旨を尊重し、かつ、誠意を持って履行しなければならない。」いわゆる限りなく、既に、8年、9年なろうとしていますが、限りなく今日まで来ているのにもかかわらず、主体的に市民の生命、財産を守らなければいけない市長たるものが、この問題について、一歩として、あなたが主体的に何をこの七つの条件を変えようとしたことがあるんですか。言ってください。変えようとしたことがあるんだったら。どのようなことがあるんですか。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) ただいま、キャサリン・ミュージックさんの話が出たんですが、あのような美しい女性と友達だったということは、事実でありますけれども、一緒に辺野古の海を潜るほどの仲ではなかったということは、明らかにしておきたいと思います。 それから、七つの条件につきましては、あるいはその前に普天間移設を容認したということについて、私が全くの将来も、全くの無罪であるというふうに私は思っておりません。私の判断が、いずれ歴史的には、きっちりと評価されるでありましょうし、その時は私はどういう立場に置かれているか、それはいまのところまだはっきりは分かりませんが、私が決して永久に無罪放免されるとは思っておりません。そして、かろうじて私がいまできるのは七つの条件を一つひとつ詰めていくことだと思っております。したがって、この段階で、そういうことの努力を抜きにして、いま、着工し、推進しようという立場の人々には、私は「くみしない」と。こういうことを申し上げているところでございます。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) そういう、マヌーバーは、市長のその得意とするところでありましょうが、これは市民に説得力持ちません。要するに、七つの条件ということを出しながら、これが具体化されなければ、私は撤回しますと。それを本来だったら、具体化するためにその手をこまねいて、待つんじゃなくて、やるべきだと思うんですが、何もしていないと。今日に至って稲嶺知事は、県外移設ということを言い出しているんです。辺野古についても。これらについて、市長はどう考えているんですか。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) 何回も言わさないでほしいのですが、私は、この場で、言っているじゃないですか、いつも。できることなら、県外がベストですと。何度言わせるんですか。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) いまそのようにおっしゃるんだったら、明確に内外に表明したらどうですか。あなたは、内外に表明していませんよ。主体的に自分の立場として、市長として、名護市長として、「私は、辺野古の移設については、情勢にかんがみて県外に移設すべきである」という表明されたらどうですか。どうですか。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) 何度も言っておりますし、それは報道にも何度も載っております。あなたが読んでないだけです。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) 傍聴席は、声を出したり、手をたたくと、つまみ出されますから、ひとつ静かに静観してください。 いまの市長の言葉はいただけないですね。何度も言っている。何かに書いてある。そんな話じゃないでしょう。あなたが、責任を持って内外に発表するというのは、今回、稲嶺知事がやっているように、アメリカに行く前に、明確に「県外移設だ」ということを表明されているんです。そういう表明をごまかさずに、真正面からやるべきだと私は言っているんです。あそこでチョロッと言った、ここでコロッと言った。そういったことが言ってあるから、「もう私は言っているんだ」と、こんなことはごまかしですよ。これは、市民の生命、財産を守る立場で、あなたが七つの条件などと言ったけれども、ほとんどこれが今日まで具体化されていません。例えば弾薬庫についても防衛施設局が、いまさき玉城部長が言ったようにクリアされていますと言ったら、「ああ、そうですか」でしょう。それから、廃弾処理についてはどうなんですか。たった100メートル移して、10%か5%のアルミサッシュの雨戸を閉じたぐらいの音の軽減で、「これでよし」と、地元の人には全く説明なしで合意して、そしていまだに久志の皆さんの合意を得られないじゃないか。こういうあなたのやっている手法の中に、市民無視というのがある。しかもこれまでの経過の中で、辺野古の区民はもとより、10区の人たちにも説明をしなさいと。第1回から第9回まで、それから代替施設建設協議会も含めて、説明を一切拒んできているんじゃないですか。あなたは本当に七つの条件を真摯に受け止めて、そういう表明をするんであれば、当然のこととして、ひざを交えて納税者である市民と向き合ってやるべきは当たり前じゃないですか。それをいまさっきの話はどういうことですか。市長、あなた何回も言っているというけれども、いつ、どこで、公に公表したんですか。はっきり言ってください。私聞いていませんから。いつ言ったんですか。もしそれが正式に言ったというのであれば、私はここでおわびをしますよ。はっきり言ってください。いつやったんですか。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) あんまり、何回も申し上げましたので、いま、日にちと場所とか載っている新聞、それは記憶にありません。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) これがあなたの本来のお姿なんですよ。困ってしまったら、記憶にないと。こんな無責任なことで務まると思うんですか。市長、助役も、この経過に至る辺野古のこの自然の海を、豊かな海を、ジュゴンの住む海を破壊する。そういったことに、世界世論がいま許さないときているんです。あなたがたの選択がいかに間違っていたか、もう気づいていいはずじゃないんですか。ですから、七つの条件が整わないまでは自分は黙っていると、こんな卑怯なことはないです。世界の認識が、しかも小泉首相が、新聞報道では、去る2月16日に、「見直し、もう辺野古はだめだろう」と、そういうことをおっしゃっていると、つい一昨日の新聞報道では、我々がシンクタンクに行った時には、ライシャワー事務所の方に、額賀さんが来る予定になっておりましたが、額賀さんも自民党の座長としてこの問題について触れて、なぜ10年たってもだめなのか検証すべきだと言って、「どうしてかな」なんて、おっしゃっているでしょう。自民党の中枢だってもうこの辺野古については、「見直しせんといかんな」という議論になってきているんです。共通の認識なんです。そういう状況にあって、当の名護市長が世界世論、県民世論、今日見てくださいよ、県議会議員の48名のうちの一人を除く47名の意見、どうですか。これまでは、辺野古だとか、SACOだとか言っていたのがみんな違ってしまっているんじゃないですか。そういう情勢を読めない政治家が市民のかじ取りできるんですか。私は、市長に求めたい。この議場において、正式に今日の見直しについて明言をしていただきたい。再度要求します。はっきりと、「あなたが何回も言った。」「忘れているぐらい言った。」と、言うんであればここで、いま、傍聴の人たちも市民もたくさん来ていますから、そこではっきりと表明するべきじゃないですか。それができないといって過去に「あそこでやった。」、「こちらでやった。」と、こんな話ないよ。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) それじゃ、はっきり申し上げますから、今日の日付とちゃんと敬人議員も記憶をしておいてください。 私は、普天間のヘリ基地を喜んで、名護市に受け入れたわけではございません。万やむなく引き受けざるを得ない事態があって、引き受けたつもりでございます。したがって、もし、辺野古以外に適地があるというのであれば、喜んでそれは辺野古から出て行ってほしいという立場には違いはございません。できたら県外、できたら国外、そういう形で移設をしていただけたら、それが最も望ましい方法だというふうに考えております。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) いまの言葉をそのまま、そっくりですね、私は、記者会見をして表明をすべきだと。これが、確かなあかしだと思いますがいかがですか。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) それは、私の自由です。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) いまの言葉の中にごまかしがあるんですよね。もしも、もしも、いいですか、もしも不可能ならば、いわゆる他力本願で、物事を動かそうとする政治家は、駄目ですよ。自ら歴史を切り開く、情勢を切り開くということでなしに5万8,000人の市民の生命、財産を預かる者として、主体的にやるということが大事なんです。ところが、現在、名護市は余りある金と言いますか、ニーズに合わせた振興策とは言うものの、トップダウン形式で考える余裕もなく、どんどんその金を使わなければいけない状況にあります。そういう状況からは、創造的に、物事を、名護市を活性化させていくということが、非常に弱くなってしまった感じがするんです。その感じとして、何が言えるかというと、今回、促進協議会の荻堂会長さんが、この方は、沖縄県の商工会の会長をしておられると思うんですが、「基地ができれば、人が集まる。人が集まれば、にぎやかになる。」今ごろこんなこと言っていいんですかね。いいですか。基地をなくした那覇の新都心、新都心あるいはハンビー飛行場跡、すべて基地をなくした中で、まちの活性化、にぎわいが生まれて、雇用効果が出てるんですよ。今時、10年も、20年も前の基地経済や基地が来たらというふうなことは辺野古でも、沖縄市でも、すべてこのことについては駄目だという結論が出ているんじゃないですか。名護市と沖縄市は、シャッターストアが一番大きい、県内でもね、多い所ですよ。ましてや米軍基地が来ることによってにぎわいができるとか、そんな話をしておったんじゃ、これ商工会長として、どうかなと、私は疑問に思いますね。本当にそういう方が、商工会のリーダーであっていいのか。これらのことについて、市長は、「くみしません」と言うんですが、それならば、なぜ、去る昨年の8月13日に、普天間所属のヘリコプターが沖国大に墜落した。その時の13日ですが、26日には、「2,000名規模の市民大会を開く」という時には、市長はこれを止めておられますよね。今回、止めなかったのはどういうことか。真意を聞きたい。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後3時46分) 再 開(午後3時46分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) 私が中に入って止めたと、新聞に書いてあったわけですか。それは、マスコミの誤報じゃないですか。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) それは、いずれでも構いませんが。市長は、「くみしない」、「くみしない」ということで、無責任にもこの問題に真正面から向き合おうとしておられない。これは、市民にとっても甚だ残念なことだと思います。したがって、この間における8年間も、9年間もですね、辺野古のおばあちゃんたち、おじいちゃんたちが、あるいは多くの人々が、早朝からボーリングさせないために座り込みをして頑張っている。そういう苦労を押し付けたのはあなたが張本人なんです。そういう自然を守るという大儀のもとに、みんな頑張っているんです。世界の認識です。それに反していまのような、先ほど表明されたんですが、それだけで事足りるなどという問題じゃないと思うんです。私は、市長がはっきりと普天間飛行場、「ノー」だと、辺野古への移設「ノー」だと、「県外に行ったらいい」とか、そうじゃなくて、主体的に「受け入れません。」ということがなぜ言えないのか、最後にそのことをお聞きしたい。なぜ、自分として駄目だと言えないのか。はっきりしてください。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) 私は、受け入れを表明したんです。ただ、これがベストだと思っておりません。ですから、外に出て行く、あるいは出していく、その方法があればその方がまだいいと、そういうことを申し上げているつもりであります。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人君。 ◆30番(大城敬人君) 時間もありませんが、キャンベルは、その当事者として、「いま、変更することに、恥じらいは覚えない」と言っているんです。勇気ある政治家ですよ。市長は、きゅうきゅうとしておりますが、そういうことを恥じらいとして、市民を不幸に陥れるような事はやめて、本当に市民が一つになって、この名護市を素晴らしいまちにしていくような方向での団結を取り戻すために、市長としてやるべきじゃないのかなと、そういう思いがあります。もう時間がありませんので、これで終わっていきたいと思いますけれども、漁業の問題につきましては、組合長も議会の中におられますし、いまさきの議論を通じて、辺野古漁民の皆さんが、ここで漁業をやっていけるように、ちゃんとした環境整備をするということが大事かと思います。残りについては、6月議会にやります。以上で終わります。 ○議長(宮城義房君) 30番 大城敬人議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後3時49分) 再 開(午後3時49分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。本日は、これにて散会いたします。お疲れさまでした。散 会(午後3時50分)...